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NTTdocomo 2011夏モデル新商品・新サービス発表会に行ってきました(前編)

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ドコモ2011年夏モデル発表会@ベルサール汐留にGAPSIS.JPの方をお誘いして行ってきました。 いつもはモニター越しに観るイベントです。

今回はお仕事の関係で行く事となりましたが、やはり、現地に行って感じることと、映像を見る事は全く違うんんだなと、あらためてリアルな発表の場は大切だと思いました。

NTTドコモ山田社長のプレゼンテーションの冒頭、トークセッションでの俳優・渡辺謙さん、女優・堀北真希さんにおいても、被災地・被災者への気持ちの入った言葉や表情(自分が話す時以外は特に)を感じる事ができたことも、良い機会を頂けた事に感謝したいと思います。

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さて、本イベントですが、定例の商戦期前に行われる新商品・サービス発表会ですが、4月に別途開催が計画されていた商品も、今回のイベントに集約されたことで、スマートフォン9機種、内1機種はBlackBerry Bold9780でしたので、Android8機種という昨年11月の発表会の2倍のAndroid端末が一気に登場することとなりました。

2011/05/16 2011夏モデルに24機種を開発および一部機種を発売
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/05/16_00.html

-Docomo_newmodel01

Docomo_newmodel02 

春モデルのMEDIASとXperia arc、そしてOptimusPadの3台を合わせると12機種もの主力スマートフォン(11機種のAndroid端末)がならび、従来のケータイ(iモード端末)との勢いの違いがハッキリとしています。

その中でも注目だったのは、スマートフォンへのiモードコンテンツなどの移植(ポーティング)でした。

Docomo_newmodel03 Docomo_newmodel04

単純に考えても、iモードによるモバイルインターネットの歴史・積み重ねがあることから、諸々の資産があるとは感覚的に分かっていても、『3,000ものCP(コンテンツプロバイダー)がいる』との山田社長の言葉を聞くことで、その重さ・大きさを感じます。

つまり、ポイントとしては、

  • 多くのコンテンツをドコモのユーザが利用しており、それを継承可能とすることで、スマートフォンへの移行がスムースになる(抵抗感が少なくなる)
    =ビジネス面、ユーザへの配慮
  • 貴重なモバイルコンテンツを死蔵させることなく、スマートフォンでも活用できるようなプラットフォームとしての責任=コンテンツという宝への思いとCPへの配慮

今となっては小さな画面のiモードですから、4インチ以上クラスが多いスマートフォンの画面への対応や最適化、タブレットへの対応や最適化は非常に大きな時間とコストがCPにものしかかるかもしれませんが、最適化せずとも使えるようになれば、ユーザの乗り換え意識・意欲は高まるものと想像できます。

実際のところ、どこまで使えるかは、冬に、これらの発表がなされるかと思いますが、より多くのコンテンツが活きるプラットフォームとして進化することに期待したいと思います。

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その他、気になったのは、米国パケットビデオ社のDLNAソリューション『TWONKY mobile』です。
会場の受付に並んでいる際に、日本法人の知人である高木さんとお会いして、何かあるんだとは思っていたのですが、コレでした。既に2010年10月にNTTドコモ100%出資の子会社となっておりますが、ドコモ向けの動画ソリューションを長く手掛けてきた同社が、どのような次の手を打ってくるのかと(何も無いはずがないと)、期待をしていたところ、山田社長のプレゼンにシッカリと含まれていました。

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アプリ単体としては、既にリリースされていたものが、とりあえず1年間限定無料ということでプリインストールされるとのことです。 DLNAって?いう層もまだまだ多いのではないかと思いますが、そういった言葉ではなく、『こんな使い方が簡単にできる』『わかりやすい』『便利』となるためには、今のままではなく、アシストするプラスワンが必要かと思っています。

繋がることと繋げて使うことの違いというかハードルを下げるアプリとして進化して頂きたいと思いました。

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会場にはかなり早めに到着して、最前列に陣取っていたので、トークセッションでの渡辺謙さん・堀北真希さんを近くでしっかりと観ることができましたが、冒頭にも書きましたが、単に華やかな舞台ということだけではなく、しっかりとしたメッセージになっていたかと思います。

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質疑応答は、あまりインパクトのある内容はありませんでしたが、全般を通して、今回の商品サービスに関しては、触れて確認・使って確認することでいろいろと感じるのではないかと思われますので、特にこれから初めてのスマホ購入をと考えている方は、スマートフォンラウンジ・ドコモショップ・量販店などに足を運ぶきっかけになりそうです。

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※別途、端末展示に関しては後編でお伝えします。

◆NTTドコモ2011夏モデル特集

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