【ミッション】あの人にオススメしたい、この1冊 ~ 番長と遊ぼう!=『GOOD to GREAT ビジョナリー カンパニー2 飛躍の法則』 なのですが・・・(2/2)
昨日に続き、後篇となります。
2009/10/17 【ミッション】あの人にオススメしたい、この1冊 ~ 番長と遊ぼう!=『GOOD to GREAT ビジョナリー カンパニー2 飛躍の法則』 なのですが・・・(1/2)
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まずは、「誰に」の前に本書についてです。
出版時期は、2001年12月なので、約8年前となり、さほど古いものではありません。
前作の「ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則」は、1995年9月ということで、14年前にも遡ります。それも、6年間の調査によるものなので、20年前という時を経ているものです。
また、内容も、GREAT(偉大な)カンパニーにフォーカスした前作と異なり、GOOD(良好な)カンパニーがGREATカンパニーに飛躍した点にフォーカスしています。
但し、GREATカンパニーとして取り上げられた11社の内の1社であるファイー・メイ(Fannie Mae)については、一連のサブプライムローン問題の原因とも言われています。
それでも、1企業について、どうのこうのと言い出すと、「いや違う」「この会社の今はどうなんだ」という本論とは異なる論議になってしまうので、避けて通るべきと、私は考えています。
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本書は、9章立てですが、わずか331ページ=1章あたり40ページ弱で、ステップを踏んで展開していくので、一気に読みきれなくても大丈夫です。(読みやすいと思います。)
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第一章 次代を超えた成功の法則 -- 良好は偉大の敵
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◆規律ある人材
第二章 野心は会社のために -- 第五水準のリーダーシップ
第三章 誰をバスに乗せるか -- 最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
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◆規律ある考え
第四章 最後にはかならず勝つ -- 厳しい現実を直視する
第五章 単純明快な戦略 -- 針鼠の概念
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◆規律ある行動
第六章 人ではなく、システムを管理する -- 規律の文化
第七章 新技術にふりまわされない -- 促進剤としての技術
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第八章 劇的な転換はゆっくり進む -- 弾み車と悪循環
第九章 ビジョナリー・カンパニーへの道
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各章ともに大切なのですが、私が最も心している章「第三章 誰をバスに乗せるか -- 最初に人を選び、その後に目標を選ぶ」について。
良好な企業を偉大な企業に飛躍させるために、経営者は、
「バスの目的地を決め、目的地までの旅をともにする人々をバスに乗せる」のではなく、
「このバスでどこに行くべきかは分からない。」
「適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められる」
特に、ベンチャー企業でありがちなことですが、
目的地が気に入った人々は、バスが途中で行き先を変えなければいけないとき、問題が起きる。(行き先が違う!と。)
しかし、同乗者が素晴らしい人で、気に入ってバスに乗った人たちは、行き先が変わっても大丈夫。
素晴らしい適切な人々のモチベーションを引き出す努力や厳しい管理をする必要が無くなる。(正しき道を選ぶから。)
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ファニーメイでさえも、GREATから失墜してしまったわけなので、超巨大企業の経営者でも、中小企業の経営者でも、参考になる本書ではありますが、強いて言うならば、
- ベンチャー経営者
- ベンチャーを支えるスタッフ、メンター、投資家
- ベンチャー起業を志す人
には、是非とも読んで頂きたいと思います。
もちろん、ビジョナリーカンパニーも併読して欲しいですし、社会組織に関与される場合には、非営利にまで言及しているビジョナリーカンパニー特別編まで読んで頂きたいです。
最後に、前述の前提において、また昨日も少し触れた、「特定の誰」についてですが、以下、列記させて頂きます。(KBMJ木村さんと同様、既に読んでいるとは思いますが。)
- 株式会社アゲハ http://www.e-orihime.com/
- 株式会社パンカク http://www.pankaku.co.jp/
- 株式会社エッジコネクション http://www.edge-connection.co.jp/
- スパイバー株式会社 http://spiber.jp/
- KBC実行委員会 http://www.keio-contest.org/
- 元社員・スタッフが創業した各社
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