シーシェパードのドキュメンタリー映画『The Cove』による和歌山県太地町のイルカ漁への圧力(攻撃)をどう見る?
今日のテレビ東京・週刊ニュース新書にて放送された
「知られざるイルカ漁の実態」
日本のイルカ漁を取り上げたドキュメンタ-映画が、国際的な波紋を呼んでいる。食文化と動物保護の対立の先には何があるのか?知られざる日本のイルカ漁の実態を取材した。
を見ました。
ちらほらとニュースにもなっている環境保護団体のシーシェパードと、動物保護活動家のリチャード・オバリー氏による、捕鯨の町への攻撃的な内容です。
9月7日に毎日放送された内容が、全体像をみるのに分かりやすいので、参考までに。
◆ 憤懣本舗「クジラの町・太地を揺るがす映画」(2009/09/07 放送)
http://www.mbs.jp/voice/special/200909/07_23329.shtml
フェアに考えなければいけないと思うので、Sea Shepherdのサイトもご参考までに。
◆ Sea Shepherd Featured in the Award Winning Documentary, "The Cove"
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-090309-1.html
「知られざるイルカ漁の実態」の中でも説明されていましたが、クジラとイルカは、生物の分類上の違いはなく、あくまでもサイズによる違い=4m以上がクジラということのようです。
◆ Wikipedia イルカ
http://ja.wikipedia.org/wiki/イルカ
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前置きが長くなりましたが、イルカは可愛い、捕獲して食べるのは可愛そう、、、といったことを中心とした内容の映画らしく、上記シーシェパードのサイトにある写真のように、海が血に染まっているシーンを見せつけるなど、観る者への印象付けがされていることでしょう。
番組中で映画を見たひとのインタビューでも「ヒトラーに殺されたユダヤ人」とまで言われています。
いろいろな意見もあるかと思いますが、いか、私的つぶやきとして。
(ここは、Twitterではありませんが)
- 国や地域によって、いろいろな生物が食べられている
(牛、豚、鶏、うさぎ、カンガルー・・・) - 日本は、水産資源の消費がとても多い国である
- 乱獲による絶滅危惧であるかどうか
- その生物が害獣となるか
- 虐待ではなく消費の為なのか
そういったことをフェアに伝えること、あるいは、偏った映像・報道・テキストであっても、それをフェアに考える事、とても大切だと思います。
クジラもイルカも捕獲量が規制・コントロールされているため、乱獲はできません。
(不法・不当な漁がなされていれば別ですが、私は知りません。)
完全なるベジタリアンな人ならば、生物を食することに対する意見があっても、1つの考え方として、受け入れやすいと思います。
クジラやイルカ以外の生物を食している人が、その生物が食品になるプロセスを見て、どのように思うのか。
無駄な殺生、人のエゴとしての殺生は、あってはならないと思いますが。
捕獲規制からも、あらゆる食材が手に入る時代になったことからも、輸送や冷蔵・冷凍などの環境の変化からも、イルカやクジラを食することは、殆どなくなってきていると思います。
近海の漁獲高の現象などからも、水産品の消費量はどんどん減ってる日本です。
原油高・後継者不足などからも、水産業は衰退しているかと思います。
牛肉を食べる事と、クジラやイルカを食べる事の違いが、わかりません。
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自分が食べているもののことを今一度考えてみなければと思ったでき事でした。