久々のブログ、やっとスタートです。
2008年11月のことですが、新丸ビル10Fの東京21cクラブにて開催された丸の内フロンティア定例会で、オルタナブログを紹介していただき、「12月から書き始めよう!」という話になったのですが、、、既に6月です (^^;
ITmediaさまには、藤村会長をはじめ、多くの方々にお世話になっているにも関わらず、多忙にかまけてこのタイミングのスタートとなったことをお詫びするとともに、その分、気合いを入れて書かせて頂こうかと思っています。
まず、本ログのタイトル「久々のブログ」ですが、日本ユニシスさまのTyzoh(ユビキタス社会プラットフォームを企画・開発・普及することを目的とするコミュニティ)がリニューアルされる前まで(2008年春?)、その前は、mixiでさえも2007年6月ごろにはやめてしまい、、、他にも、ちょっとだけ書いたりしていたのですが、ホントに久々な感じです。
さて、私のブログ名「破壊的イノベーションでキャズム越え」ですが、これは、代表取締役を務めているライトスピード株式会社のテーマです。
当社では、企業の情報システム・ネットワーク・基盤部門向けソフトウェアと、日本が世界をリードしている(と思ってます)モバイル向けソフトウェアをビジネスコアとして位置付けています。
このゾーンにあるソフトウェアカテゴリで、高機能化・高級化などの要因により、メインストリームへの普及が十分になされておらず(といっても、世界で1,000億円以上のマーケットが形成されている)、キャズム現象に陥った市場に対して、破壊的イノベーション(=簡単に言うと、機能を絞り込み、非常に低価格で、かつ、優れた特徴的な機能を有するような商品開発)により一石を投じることで、メインストリームでのビジネスを成すというものです。
特に、10年・15年と長期に市場が形成され、なんとなく「ジェネリック医薬品」のようなソフトウェア、といったほうが分かりやすいかもしれません。
(ジェネリック医薬品だと、優れた特徴的な機能を有することはないかと思うので、違うといえば違うのですが。。。)
要は、『安い、使いやすい、コレいいねぇ(特徴)』 の3本柱で成すということです。
オルタナブロガーの内田 隆平さんのログ「100年に一度の大チャンスか? 」にも破壊的イノベーションの記述がありましたので、こちらもご参照ください。
次に、サブタイトルにある「国境なきオープンイノベーション(C&D)で、世界のソフトを日本で仕上げて世界で売り抜く!」です。
日本のソフトウェア品質は世界で最も高いと言われています。
※書籍「ソフトウェア企業の競争戦略(The Business of Software) 著者:マイケル・A. クスマノ」 での限定的な調査例ですが、バグ発生率が米国の1/20、インドの1/13、EUの1/11=世界でも最も高品質なソフトウェア開発をしている日本ということになります。
一方で、世界で売れているパッケージソフトウェアが無い という現実があります。
諸説あるかと思いますが、当社がゾーンとしている破壊的イノベーションを実現するようなベンチャー企業のソフトウェアに限定するならば、資金調達金額レベルの大きな違い、言語的な障壁によるものと思います。
日本国内のソフトウェアベンチャーが得られる投資が数千万~数億程度(億でもかなり下のほうが多く)、これに対して、北米では、数億後半~20億程度という10倍以上の資金力がものを言うと思います。
そして、乏しい資本で初期製品が完成したとしても、それはおそらく、日本語版製品なので、市場は日本に限定されます。
海外の日系現地法人は?というと、本国で導入しても、現地採用スタッフが多数いるため、日本語オンリーでは使えないと思われます。これが、英語版を同時リリースできるならどうなんだろうとも思いますが、小資本で、多言語対応し、海外のマーケットに打って出ること、、、非現実的ですね。
そんな理由から、大規模資本を得た、優れたベンチャー企業のソフトウェア製品・エンジンとして使える技術を日本の高品質・きめ細やかな商品化により、世界で売れるソフトウェアに仕上げる。
これが、当社の考えるC&D(=Connect & Develop ≒ オープンイノベーション)戦略の基本的な考えかたです。(詳細は、また後日に、お伝えするかもしれませんが、とりあえず。)
以上、ブログ名とサブタイトルにつきまして、簡単な説明をさせて頂きましたが、これから書かせて頂く事はと言えば、仕事の周辺が多くなると思いますが、
- ITシーズ・ITビジネス
- 起業・ベンチャー経営・ファイナンス
- 飲食&エリアInfo(大丸有=大手町・丸の内・有楽町、麻布・六本木、ほか)
- 小ネタ
を予定しております。
皆様に、たまに読んで頂き、多少でも興味をもってもらったり、お役に立てるような内容をお届けできれば幸いです。