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情報活用と意思決定について、日々考えていることを綴ります

No.8 データウェアハウス・ウィーク③ ~ DWH&CRM EXPO 展示会

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14回データウェアハウス&CRM EXPO の展示会を見て回りました。最終日だったので、かなり混んでいましたね。

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(主催者のリードエグジビション ジャパンのHPから許可の上転載)

目を引いたのが、単なる分析ツールではなくて、様々な業務の中で、経営から現場までのすべての人たちが使えるようパッケージ化された、ビジネスインテリジェンス(BI)・アプリケーションの多さでした。

主なコンセプトは、経営の見える化(可視化)、現場業務の可視化、仮説検証、高度な分析、リアルタイム化などです。これらを実現するために、種々の機能を実装しています。データ抽出、加工、アウトプットの自動生成、各種のレポート・グラフ表示、分析、DBマーケティングといったものですね。また、データマイニング、テキストマイニングの機能も進化しています。

提供形態は、もちろん皆ウェブで、通常のライセンス販売が主流ですが、いくつかSaaS型、オンデマンド型がありました。クラウドが流行しているので、SaaS型がもっと多いと思いましたが、少なかったですね。

分析分野、BI分野は、自社の戦略的かつ他社を差別化する独自の使い方が重要なので、定型的なサービスを提供するSaaSには向かないのかなと思います。

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(展示会場は大混雑!)

データウェアハウスという概念が生まれてから19年。年数だけ見ると随分古いと感じますが、1990年代の第一次ブームを経て、今また第二次ブームが来ているなと、この3-4年、多くの企業を訪問して実感しています。ある調査で、CIOの最大の関心事が“BI”であるという結果が出ていたのですが、それからも窺えますね。

情報活用と意思決定がライフワークの私としては、“BI”の分野や“DWH”の分野が重要性を増していることを嬉しく思うとともに、もっともっと「あるべき姿」を追求し、企業の競争力アップに貢献しなければならないと思いますね!

 

 

   

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