Google Chromeの速さにびつくりした。
オルタナティブブログを始めてよかったと思ったこと。
その1、お客様に「ブログ見てるでー!」と黄色い声援を頂いたこと。
ありがとうございます、ありがとうございます。
ブラウザの向こうのお客様に感謝。
その2、上司がブロガーデビューを祝って焼き肉おごってくれたこと。
ありがとうございます、ありがとうございます。
カルビとってもおいしかったです。
終電は逃しました。
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さて、オレがオルタナティブブログを書き始めてから、そろそろ1週間がたとうとしている。ブログのアクセス数はGoogle Analyticsを使って把握出来るようになっているんだが、アクセスレポートを見ていてちょっと面白いことに気がついた。読者のみなさんがお使いのブラウザの比率だ。
このブログの読者のみなさんのブラウザ比率(青がIE、緑がFirefox)
オレも仕事柄、いろんなクライアントのアクセスレポートは目にするが、Internet ExplorerとFirefoxの比率が拮抗している円グラフは珍しい。新しくリリースされたFirefox 3が好評だとは言え、一般的にはまだまだInternet Explorerの利用者が7~8割を占めるグラフになるんじゃないだろうか。
オレが運営に携わっているスノーボードサイトのブラウザ比率(青がIE、緑がFirefox)
ブログの土俵がITmediaエンタープライズということもあるんだろうが、こういったところにも、オルタナブログの読者のみなさんの傾向が見え隠れしているように思う。
なんてブラウザの話をしていると、Googleから「ちょろめ」こと、Google Chromeがリリースされた。このブラウザは、とにもかくにも動作が軽量で速いことが特徴だ。オレもさっそくダウンロードしてみたが、確かに動きが機敏で使っていて気持ちがいい。他のブラウザと比較しても、その違いが体感出来るほど表示速度に差が出るサイトもある。また、JavaScriptの動作速度も速い。JavaScriptで書かれたスーパーマリオのマリオも快適に飛び跳ねた。
速さ以外にもいいと思う機能がある。例えば閲覧履歴の時系列表示だ。Google Chromeでは履歴履歴において、何年何月何日何曜日の何時何分に見たサイトといったように閲覧時間まで表示される。これは「この前の金曜日に見たあのサイトってどこだったっけ?」のような、なんとなく覚えている記憶から履歴を探る時に便利だ。また、時系列に沿って表示されているわけだから、「あのサイト見た後に、あそこのリンクからたどり着いたんだよな」まで覚えていれば、より素早く見つけることが出来るだろう。うっかりブックマークし忘れたサイトを探す時に重宝する機能だと思う。
一時期はInternet Explorerがブラウザ戦争を制し、ウェブサイトの作り手はInternet Explorerでしっかり表示されるなら、とりあえずは大丈夫という時代があった。しかし、ここに来て、FirefoxやGoogle Chromeが台頭してきた。MacOSユーザやiPhoneの影響を考えると、Safariも無視は出来ない。
再び複数ブラウザへの対応を迫られる時代がやってきたのかも知れないが、利用者にしてみれば「選択の自由」という当たり前の権利を取り戻したわけであり、また、競争原理が生む利益も大きい。ただ、各ブラウザ間で競い合うのは、なるべくなら各ブラウザが持つ付随機能といった付加価値のフィールドにして欲しいと思う。「こういったニーズに応える機能を追加しました」とか「ウチはこういった検索が簡単に出来るんです」など。HTMLやスタイルシートの解釈に独自仕様がはびこってしまうと、ウェブサイトを作る側の負荷は相当なものになる。(今でも結構大変なんだ……)
基本的な部分はみんなが守りつつ、付加価値の方で競い合う、それが「Web標準」という言葉が広まって久しい、今の時代のブラウザ戦争の戦い方ではないだろうか。