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CRMシステム作っている会社に勤めるシステムエンジニアの日記帳。

Androidをいじってみました。エミュレータで。

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Googleが開発した携帯電話ソフト「Android」を積んだスマートフォンが、来月アメリカで発売されるようだ。今使っているX01Tにそこそこ満足しているオレは、今すぐスマートフォンを買い換えようとは思わないが(そもそも2年間縛られてる)、やっぱり新しいのは気になるので気になった。

Android SDKも新しいバージョンがリリースされているが、SDKの中に入っているエミュレータを見れば、Androidがどんな感じなのかなんとなくわかる。ちなみにGoogle Mapsのアプリケーションもエミュレータには入っていて、ストリートビューまでちゃんと表示された。ストリートビューについては賛否が分かれていると思うが、モバイル版のGoogleマップにも対応したことで、外出時にGoogleマップを使って目的地を探す時には便利だろう。地図だけではよくわからない時、ストリートビューの写真もあわせて見れば、自分が今どこにいてどっちに向かえばいいのかわかる。(ストリートビュー撮影時になかったビルが実際には建ってたりすると、余計迷ってしまうケースがあるかも知れないが)

ザウルス使っていた頃から、この手の端末はペンでつんつん突くスタイルが当たり前だと思っていたが、最近は指タッチな方向に流れつつあるんだろうか、Androidを積んだ「T-Mobile G1」も指で操作するようだ。確かに手書き認識の頃はペンを使う必要があったが、ミニサイズとは言えQWERTYキーボードが積まれるようになった今となっては、ペンにこだわる必要はないのかも知れない。オレもiPod Touchを使い始めてから、X01Tも“指だけで操作出来ればもっと便利なのにな”と思うようになった。ちなみにアドエス(Advanced/W-ZERO3[es])を使ってた頃は、あのスタイラスをオレはよくなくして、何度もウィルコムストアに駆け込んだ思い出がある。

ただ、iPhoneリリースの時にも思ったが、日本市場で「1台目」の携帯として受け入れられるには、おサイフケータイ機能は必要だと思う。オレはサイフを忘れても、ケータイさえ持っていれば、とりあえずは電車に乗れ、とりあえずはコンビニでメシが買える。そんな生活に慣れてしまうと、おサイフケータイになれないケータイは、1台目として選びにくい。ちなみにオレは、今のところワンセグ機能には興味がない。なぜなら、オレの住んでいるところはNHKと地元ローカル局の2局しか入らないからだ。2011年までには何とかなるんだろうと、オレは信じている。

だが「2台目」として照準を当てると、おサイフケータイ機能やワンセグ機能がなくても、スマートフォンには魅力がある。最近はケータイでPCのメールが読めるサービスもあるが、返事を書くことを考えたらQWERTYキーボードの存在は有り難い。比較的長文になりがちなビジネスメールであればなおさらだ。また、ケータイもフルブラウザを積むようになったとは言え、PCサイトをガチンコで見ようと思ったら、スマートフォンが積んでるブラウザの方に軍配が上がる。ちなみにオレは、読むのオンリーな場合はiPod TouchのSafariを、それ以外(もしくは無線LANが使えない場所)の場合はX01Tに入れたNetFront Browserを愛用している。NetFront Browserはまだコンセプト版の段階だが、モバイル環境でも快適にPCサイトが閲覧出来る。

Androidは、iPhoneとは持っているテイストというかニオイが違うように思う。だから、T-Mobile G1が発売されてもiPhoneとガチの勝負になるとは思わないが、Windows Mobile端末とは顧客の奪い合いになるだろう。日本での発売の話はまだ聞かないが、出来ればおサイフケータイ機能やワンセグ機能など、日本市場に合ったAndroid端末が出てくれるとうれしい。

追伸。トモダチに「そう言えば“アンドロイドは電気うなぎの夢を見るか”って小説があったね」って言ったら、「それは羊だ」とツッコまれて死ぬほど恥ずかしかった。

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