【雑感】GPA(Grade Point Average)制度
うちの大学も後期(秋期)の授業がはじまっています。半期ごとでのカリキュラムとなるセメスター制度のため(通年科目もあります)、前期(春期)の科目については成績がつきます。で、「GPA制度(Grade Point Average)」を採用していることもあり、学生の成績状況をある意味わかりやすいのかなと、興味深く俯瞰していたりも。
ちなみにこの「GPA制度」、自分の学生の頃にはなかったもので、ここ数年で導入する大学が増えてきているとかいないとか。概要については文部科学省の“こちら”にて、、もとはアメリカで導入され始めた制度のようで、どんな状態でも4年生までは上がれた自分の時代(学部学科によっては制限がありましたが)と比べると、なかなかに厳しくも感じています。
なんてことを追いかけながら感じるのは“もうちょっと真面目に学問をしておけばよかった”とのことです。
今さらながらに学びなおしたい科目や分野が結構出てきていて、好奇心が摩耗していないと見るべきか、絶対的な知識が足りていないと見るべきか、、まぁ、後者なんでしょうけども、それでも、まだまだ学びたいことがあれば学べるとのことなんてのは、昨年までの2年ほど通信課程に通った一人としての実体験からも、言いたいところでもあります。
もちろん、少子化に伴う18歳人口減少に代わる新しいパイとしての「社会人大学(大学院)」を見ている部分もあります。でもその一方で、生涯学習との視座での、高等教育機関の一つとしての大学を位置づけている部分もあります。これだけみると、ニーズとしては意外と合致しているとは思うのですが、さて。
どちらの“現場”もこの状況についてこれていないかな、なんて風にも感じてみたり。社会の雰囲気といったものもあるかと思いますが、“学びの場”と“実践の場”がもうちょっとシームレスにつながっていくようになると、いいのかなぁ、なんて徒然に。