【情報サービス】生涯学習施設は地域情報の“ハブ”だと思います。
少し前になりますが、ここ最近便利に使っている“Gunosy”にて、ちょっと引っかかった記事がありました。それは「官製ワーキングプアとは何か」との題名。ざっくり言うと、教員や図書館司書、学芸員などの“教育”や“文化”の根底を支えている人材に、公務員でありながらも“非正規職員”が増え続けているとの内容でした。
図書館などは指定管理者制度の広がりも影響していると思いますが、本来であれば専門性の高い職業であるにもかかわらず、このような不安定な地位にとどまっているのはなんとも不思議だよなぁ、、とあらためて。なんてことを感じたのは、おりしも調べ物で訪問した母校にて“学芸員育成のカリキュラムの成果”を見る機会があったからかもしれません。
実は、学生時代にイロイロとお世話になった先輩が講師をされている「博物館実習」という講義で、タイミングよく大学併設の博物館で展示発表をやるとのことで、軽く頼まれたこともあり、一般人の仮面を付けて飛び入り参加してきました。
私やその先輩がいた時代(20年近く前です)には「学生主催の研究会」などで学生同士のディスカッションやプレゼンの機会も結構賑やかだったのですが、、それも最近では廃れつつあるとのことでしたので、外野からのプレッシャーをかける的な目的な感じで、、まぁ、気分は小舅ですね(汗
ちなみに展示内容は、大学のある文京区の「誠之小学校」「林町小学校」「明光小学校」にまつわるトピックをとりまとめたもの。明治期、大正期、昭和期と時代もイロイロ、題材も、成り立ちや地域との交流、建物にまつわる話など、これまたイロイロ。元々の関心があるの興味深く拝聴しましたが、仮に自分の子どもが通ってる小学校だったら、より強く興味を持って観ることができるかな、と感じました。
こういった形での成果は、地域の情報や、もう一歩踏み込んで地域でのコミュニケーションの“ハブ”としての機能にもつながると思います。こういった活動は“生涯学習”の理念とも親和性が高いので、根付いていってほしいなとも、強く感じます。
なお、自分の時は外部の実習先でしかこのような展示演習はできなかったのですが、学校内でもこういった機会があるのはいいなぁ、と、ちょっと羨ましかったりも。ちなみに、こちらの展示期間は5月のGW明け位まで、開館時間は平日日中と土曜日の午前中とややタイトですが、ご興味を持たれましたら、是非。 <(_ _)>
「文の京の学び舎 - 東洋大学周辺の小学校 -」(博物館実習・模擬展示)
個人的な話でいえば、学芸員と教職(高校限定ですが)は学生の時にとったのですが、それに加えて今年度末には司書&司書教諭の資格も取れる見込みになりました。そんなこともあって先の記事は気になったのですが、、さて、どうしたものかと思案中だったりもします。
あ、ちなみに展示がされている東洋大の博物館は、無料でございます。