片付け上手は、横断歩道を最後まで駆け抜ける?
皆さんこんにちは。キングジムファイリング研究室、
さて質問です。横断歩道で今にも信号が変わりそう。走れ!...さて、歩道に到達する手前2~3mの所で、走るのをやめる人、歩道に入るまで走りきる人、あなたはどちら?
多くの人は、ゴール手前で速度を緩めているのではないでしょうか。人はわずかでも楽をしたがるものです。
さて今回は、片付けてはいるのになぜか効果が出ない、
片付いてるのに見つからない、キレイなのに出てこない!
お客様のところへ行くと時々あるのが、
説明するよりいくつか写真で例を挙げましょう。
引き出しには入れる所までは頑張ったのですが、入れ方がぐちゃぐちゃです。
引出の中のどこに何があるというところまで決めています。これなら、引き出しを開けてから探すということがなくなります。
小物入れの中には入れているのですが、小物入れの中から探すのに意外と時間がかかったりしています。
こうすれば、どこに何があるか、一発でわかります。
机の上のどこかにはあるはずなのですが、机の上で行方不明になってます。まあ、これはキレイとも言えない状態まで来ていますね。
自分で持つのは仕掛りだけ、仕掛りボックスだけにしか入れないようにします。これなら、仕掛りボックスだけを探せば大丈夫です。(仕掛りファイリングの詳しい内容はこちら)
といったところでしょうか。
「元に戻す」を「この辺」でやめない。完全に元の位置まで戻す
例えばペンやマーカーをしまうとき、
これをやらず、たとえば、
鞄の中も同様。鞄には絶対入れた、しかし、
これらのことは「使ったら元に戻す」ということが、鞄や引き出しまでは頑張ったのに「それのどこ」というところまで行かずにやめてしまっているんですね。実に残念です。
きれいなのに、成果が出ていないという方は、最後のひと頑張りで手を抜いていないか、振り返ってみましょう。
いかがでしたでしょうか。
ちなみに冒頭の横断歩道の例と片付けの関連性はもちろん立証されておりません。でも、私はゴール直前で走るのをやめる姿を見ると、片付けの最後の一歩の残念なケースを連想してしまうのです。