ファイリングテクニックをファイリングだけに留めていたらもったいない!
私は昔、中学校の先生でした。大学卒業後、
皆さんこんにちは。キングジムファイリング研究室、
先日、ファイリングをファイリング以外に応用できることは?
【役に立つ時を待つのではなく、役に立たせる】
冒頭の話に戻りますが、教員だった当時、子供たちから「
鎌倉幕府が出来ました、関ヶ原の戦いが何年です、
良く分かります。子供たちにとって、
「役に立つのをボケッと待っていても、
私はそう答えていました。
知識を得ることは勉強の入り口にすぎず、得た知識を生きていくうえでいかに役立たせるのか、
学校では、覚えるべきことも提示され、使うべき時と場所を人工的に用意してくれます。最も分かりやすいのがテストですよね。表面的な知識は、答えが一つしかなく、出す方も答える方も当たりかハズレか判断しやすい。当然点数化もしやすい。
しかし、社会に出たらどこに問題があるか誰も教えてくれません。解決すべき問題が次々起きているにもかかわらず、それに気づかずに「今までの勉強なんて何の役にも立たないや」と思いながら時間だけが過ぎていくのです。
学校と社会のギャップを知ることは、学校がいかに保護された場所なのかを理解すること。何を学ぶべきか教えてくれて、その知識を使う場を与えてくれて、違っていたら違うと言ってくれる、学校って相当ラクですよね。そこに気づけるか。
生きる目的は人それぞれ違います。そのために解決すべき問題は何か、今ある知識をどう使うか、何が足りないのか。
つまり、それはコンサルティングです。
-勉強は何の役に立つのか-
この問いに対して「きっと何かの
学校の話になると、
「
【ファイリング以外に役立たせる】
近しいところで行けば、家の片づけとかですよね。リビング、
少し離れたところでは、お金の投資なんかもそうじゃないかと思います。
後は、時間の使い方ですね。
時間は、私たちに与えられた有限の資産です。何も生産しなくても、有効に活用しても、同じように減っていきます。余計な事をしている時間はありません。同じことをやるなら少しでも短い時間で、同じ時間なら少しでも多くのものを処理したい。そのためには、不要な行動は捨てていくという、ファイリングと全く同じ思想が必要です。
要る、要らないの結論が個人個人異なることもまた、ファイリングと同じ。もちろん、探しものの時間なんて、なくすべき時間の使い方の最前線であることは間違いありません。これはファイリングテクニックが直接応用できることですし、これから起こそうという行動の「時間対効果」を予測して、必要な行動を選んでいくという考え方もまた、自分たちに必要なファイリングテクニックを選ぶ行動が役に立つでしょう。
時間もファイリングする、と言うことは、これからも折に触れて書いていきたいと思っています。
いかがでしょうか。
私はこの仕事を始めて、お金と時間の使い方は相当変わりました。そしてその考え方は、ファイリングと実に似ていると思っています。せっかく得たファイリングテクニック、ファイリングだけに留めずに、あれにも応用できないか、これにも応用できないかと、積極的になってみてください。きっと、役に立つはずです。