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世の中にはまだ知られていないスポーツがたくさんあります。日本では知られていないけど海外では有名だったり、いまこの瞬間に生まれているスポーツや、障害者の方が楽しめるスポーツなどなど。このブログでひとつでも新しいスポーツを知っていただき、ぜひ楽しんでもらえればと思います。

スポーツと共に進む スポーツ支援の新しい形「レベニューシェア制の支援」 株式会社アークコミュニケーションズ

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 スポーツを支援する企業にお話をうかがう、「スポーツと共に進む」。今回は翻訳サービスやWEB制作などを通して、企業のグローバルなコミュニケーションをサポートする株式会社アークコミュニケーションズの代表取締役 大里真理子氏にお話を伺いました。自らもスキーオリエンテーリングと言う競技に参加しながら、会社として「レベニューシェア制のスポーツ支援」というユニークなスポーツ支援を実施しています。このレベニューシェア制のスポーツ支援とはどのようなものなのでしょうか?


-アークコミュニケーションズがスポーツ支援をするようになったきっかけを教えて下さい。

 

IMG_2115_30.jpg 私は趣味としてスキーオリエンテーリングをしています。スキーオリエンテーリングとは、クロスカントリースキーを履いて地図と磁石を元に、決められた地点を通過するタイムトライアルレースです。まだマイナーなスポーツですが、ワールドカップや世界選手権などの大会も行われています。

 マイナースポーツをすることのメリットとしてトップアスリートとの距離が非常に近いことが挙げられます。実力はもちろん、練習メニューも違いますが、大会や練習にも一緒に参加したりすることでトップアスリートの努力や競技に対する姿勢を身近に感じることができます。

 そういった身近にいた選手を仲間としてサポートしたいという思いがあったので、まずは個人として支援をしていました。しかし、経営者の視線から見ると個人での支援には限界があることに気が付きました。またスキーオリエンテーリングはアジア大会の種目になり、次はオリンピック種目を目指す段階まで来ています。

 こうなるとプロモーションを含め組織として応援していく必要性を感じました。組織として支援することでより幅広い支援もでき、企業としての支援が成功すれば他の競技にも広がっていく可能性があります。それはスポーツ界にとっても非常に有益なことだと考えます。

-レベニューシェア制の支援の仕組みについて

 企業がスポーツを支援する理由は大きく三段階あります。まずは「社長の道楽、社長の福利厚生」として。社会的な立場のある社長や大企業の役員クラスの人たちになると、支援を要請されることが増えます。企業という器を使いますが、そういう立場の人々が心情的に動かされ、見返りを期待しない支援です。タニマチです。

 次に「CSR(Corporate Social Responsibility)としての支援」。企業が本来の利益活動に加え、地域貢献や社会貢献を行うことを、社会から要請され、認知される時代になりました。企業がスポーツの応援をすることで、社会貢献を行う企業と認知され、企業のイメージアップにつながります。

 最後は「ビジネスとしての支援」。ビジネスでの支援を考えたら色々な方法があります。宣伝広報活動の一環として支援をすることもその一つです。しかし、マイナーなスポーツだとユニフォームに企業やサービスのロゴマークを付けていても何人が見るかも分からない。宣伝効果が出るということを期待してはいけないし、アスリートもそれは認識しなくてはいけません。本当にビジネスとして考えたらそれだけでは足りないのです。

 アークコミュニケーションズはBtoBのサービスを行っているので、口コミやご紹介を頂くことで仕事を依頼されるケースが多くあります。支援しているアスリートが口コミや紹介のきっかけになると、その売り上げ実績に応じてボーナスなどに反映されます。BtoBのサービスですから、直接お客様が弊社に声をかけてくださったきっかけを簡単に聞けるので、実績の確認は難しくありません。この売り上げ実績に応じてアスリートに還元するのがレベニューシェア制の支援です。もちろん宣伝広報としての効果も期待できます。 

1_クーサモWC恩田s.jpg 今や大企業がスポーツの支援をしづらい環境になって来ています。それはスポーツの支援をしえても、会社のPRやブランディングにどれだけ貢献しているかという費用対効果が分からない、売り上げにつながっているのかが判断しにくいから。そのアンチテーゼとしてレベニューシェア制があります。スポーツ界は新たな支援の担い手を探すようになってきました。

 それは中小企業や、個人、いままではスポーツ支援を積極的に行わなかったBtoB企業。新しい担い手にとって、新しい仕組みがないと支援も実現しにくい。その支援の新しい仕組みの一つとしてレベニューシェア制の支援があります。スポーツはお金との関係を切り離せません。一流の成果を残そうとするとそれだけの投資をしなければならない。

 それに対して企業として何か解、ソリューションを出したいと考えています。そのために4月から早稲田大学のスポーツ科学科社会人修士コースの学生になりました。企業としても学生としてもこの解を探す努力をしていきます。

-大里代表に取ってスポーツとはどのようなものでしょうか

 私は経営者なのでビジネスの世界で競争をしています。そしてスポーツは様々な種類がありますが明快なルールのもとに競争することが基本原理です。応援をする立場としては極限まで努力し、大胆でいて繊細、最後の細かい部分まで詰めて行く世界で一流のアスリートは心から尊敬できます。

 また経営者として私が健全に仕事をするために様々なソサエティに属して、色々な世界を知ることはメンタルにもいいし、ネットワークもできます。そしてスポーツはストレスの発散にもなります。例えばマラソンをやっているときに息苦しくなったら仕事のことは考えずに息を吸うことだけを考えます。これはいい気分転換になります。

-大里代表の今後の夢や目標を教えて下さい

 小学校のころからオリンピックに出るのが夢でした。6歳のころはバレーボールの選手、12歳では女性初のプロ野球選手で活躍すること、スキーオリエンテーリングを始めたときもオリンピック種目になるのではと言う話があり、そのときは日本人の女性選手ゼロだからと甘い言葉をかけられたのがきっかけでした(笑)「よし」と思ってやってはみましたが、なかなか叶わないのでスポンサーとしてでもオリンピックに出ようと思い、応援をしています。

 関係者となってオリンピックの会場にいるとか、選手に限らずオリンピックに係わり合いがもてるようにしたいですね。監督やコーチは道が遠そうなので、スポンサーならとも思っていますが、オリンピックのスポンサーとなると、さらに道が険しいですね(笑)それでも、目指せオフィシャルスポンサー、ワールドワイドスポンサーです!

-大里代表ありがとうございました!

新しいスポーツ支援の形、「レベニューシェア制の支援」。ある意味で一番わかりやすい、スポンサードの仕組みなんだと思います。スポーツが企業の売り上げにどれだけコミットしていけるのか。この仕組みがもっと広まり、より多くのスポーツ選手にも支援の輪が広がっていくことを願っています。

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