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Mobile Commerceの浸透

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comScoreの最新の調査 (2011年9月から11月の3ヶ月間、13歳以上を対象)によると、アメリカでの携帯電話所有者数は2億3,400万人で、スマートフォンユーザーは前回調査より8%増の9,140万人となっている。今では、携帯電話所有者全体の39%がスマートフォンを利用していることになる。

このスマートフォンの普及により、携帯デバイスを利用したE-Commerceを指す"Mobile Commerce"もしくは”M-Commerce”が定着してきている。日本ではiモードなどを利用して携帯電話からの商品購入はかなり早くから普及しているが、アメリカではこの数年でようやく普及してきたという感じである。ちなみに広義のM-Commerceは、携帯デバイス上での商品購入に加え、店舗検索、価格比較、オンラインクーポンやディールを探す等も含まれる。


売上にフォーカスして見ると、2011年度のM-Commerce売上は2010年から91.4%増の67億ドルに達しているだろうとeMarketerは予測している。2011年のE-Commerce全体の売上は1,950億ドルと推測されているので、M-CommerceがE-Commerceに占める割合はまだ3.4%でしかないが、2010年は約2%の比率だったので、M-Commerceは確実に消費者に浸透していると言えるだろう。


アメリカにおけるM-Commerceの売上
Aaa
(単位: 億ドル、デジタルダウンロードを除く、タブレットからの購入は含まない)


M-Commerce増加の要因として、
-価格比較を含むスマートフォン上でのAppの増加
-スマートフォンに最適化したオンラインショップサイトの充実
-スマートフォンに最適化したニュースレター(メールマガジン)のコンテンツ
などがあげられる。

私も、以前と比べて確かにM-Commerceの利用が増えつつある。


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