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Borders

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Book Storeの大手チェーンと言えば、Barnes & Nobleと並びBordersが有名で、アメリカとプエルト・リコに計511店舗を展開し、他にWaldenbooksなど175店舗も運営している。

そのBordersが40年の歴史にとうとう幕を下ろすことになってしまった。

既に会社更生法適用の申請を行っていたBordersだが、ついに次のようなEmailが21日の夜にCEOから送られてきた。


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Bordersの店内には、ソファもおかれて立ち読みどころか長時間居座って本を読むこともでき、コーヒーショップも併設され、無料のWiFiも利用できるので、本を買わないときでもふらっと行っていろいろな本を読むことができる。

ただ、全体的にAmazonのほうが安く、私自身、すぐに必要としない本はAmazonで買うことが多かったのも事実である。
折しも、Borders閉鎖発表直後にあったAmazonの第二四半期(2011年4月から6月)の決算発表は、売上が対前年同期比51%増の99億ドルというとんでもないものであった。
E-CommerceとE-Bookの浸透に伴い、改めてBook Storeのあり方が注目されている中、今回のBorders閉鎖は避けることのできない道だったのかも知れない。


22日から始まった閉店セールでは、今までに見たこともないくらい多くの人がかけつけ、レジでは長蛇の列であった。

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