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戦略的ソーシングASPサービス CombineNet

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企業にとって、最大のコストは、材料・部品、商品、サービス等の調達コストです。
従来、製造原価の50%以上は部材の購入費と言われてきましたが、自動車メーカーの原価の70~80%は部材の購入費です。アップルのiPadの部材費は原価の96.5%を占めています。
企業にとって、これほど重要な企業活動は他にはないのにも関わらず、購買部門の位置付けは決して高いとは言えません。企業の業績の鍵を握る購買部門は、本来、最も戦略的な部門でなければなりません。

購買活動は、ソーシング(調達)とプロキュアメント(購買)に分かれますが、日本語では厳密に区分されていません。

ソーシングは、優秀なサプライヤーを探し出し、基本契約を結ぶ活動で、プロキュアメントは、基本契約に基づいて、発注をかける活動です。

購買システムには、何種類かタイプが違うものがあります。
電子カタログは、あらかじめ決められた価格で、繰り返し、発注ができるシステムです。
eマーケットプレイスとリバースオークション機能が提供されているサービス、e-RFxと呼ばれるRFI、RFP、RFQを電子化したサービスなどです。

いずれもeプロキュアメントのシステムで、プロキュアメント活動の自動化・電子化で、勿論、見積り取得を電子化はしていますが、どのサプライヤーから何をいくつ、幾らで調達するかを決めるソーシングは総て人間系の判断に任されています。

CombineNet(コンバインネット)は、この企業活動の中で最も戦略的な活動であるソーシングを支援するシステムです。

調達戦略立案の為に、カテゴリー別に入札のイベントを行う際にCombineNetが利用されます。CombineNetには2つの大きな特徴があります。
1つ目の特徴は、サプライヤーが自社の強みを逆提案できる対話型の仕組みです。
2つ目の特徴は、バイヤーが考えた数十の調達シナリオとこのサプライヤーからの逆提案の、数兆に及ぶ組み合わせから、ベストな組み合わせを数分で導き出す高速組み合わせエンジンです。

ソーシングの際には、調達コスト削減の最大化は勿論のこと、品質や安定供給、持続性、
リスクマネジメントも考慮に入れなければなりません。
それぞれの相反する上記項目のウエイトを変えた、数十のルールから数十の調達シナリオを作り、その結果をCombineNetのエンジンに計算させることによって、それぞれのシナリオ別のコスト削減効果を数字で得ることが出来ます。

こんなことは、とても人間の頭で計算するのは無理で、従来はExcelの表で管理出来る程度のシナリオしか考慮されませんでした。
その結果、従来は、なぜこのサプライヤーから、幾らで調達しているのかの理由は誰にもわかりませんでした。

CombineNetを利用することで、最適な調達シナリオを立案することも出来ますし、それが何故最適であるかを数字で証明することも出来ます。

次回はCombindeNetの実際の利用例を幾つかご紹介したいと思います。

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