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連載 Salesforceのカスタマイズ事例 1

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Salesforceを導入したが、使い勝手が悪いので何とかならないかという相談が最近増えてきました。導入後数カ月、1年、2年経過しており、カスタマイズは自社で行ったケースとSalesforceのコンサルティングパートナーに依頼した両方のケースがあります。

実態をそのまま書く訳にはいきませんので、抽象化しポイントだけを書きたいと思います。

A社は人材斡旋会社です。A社のSalesforceに対する悩みはコンタクト(取引先責任者)からは商談は見えるが、商談からはコンタクトが見えないということでした。
一体なんのことかと思われたことでしょう。

実はA社には性格の異なる商談が2種類あります。一つの商談は、クライアント企業からの人材紹介依頼案件です。もう一つの商談は、クライアント企業からの人材紹介依頼案件をコンタクトに紹介している案件です。

A社では、クライアント企業からの人材紹介依頼案件にはSalesforceの標準オブジェクトである「商談」を割り当てました。
人材紹介依頼案件をコンタクトに紹介している案件は、コンタクトのオブジェクトの中に紹介案件、ステイタス等のカスタム項目を追加し管理していました。

結果として、コンタクトからはこのコンタクトに紹介している案件やステイタスは見えますが、標準オブジェクトである「商談」からは、いったい誰にこの人材紹介依頼案件を紹介しているのか分からないといった現象が起きていました。

当然と言えば当然です。

コンタクトへの紹介案件というカスタム商談オブジェクトを作成し、この中で紹介中の人材紹介依頼やステイタスを管理し、クライアント企業からの人材紹介依頼案件にリンクを貼れば、双方向で情報を参照することが出来ます。

トレーニングを受けないで見よう見まねでSalesforceのカスタマイズを行う場合、標準オブジェクトにカスタム項目を追加することは容易ですが、カスタムオブジェクトを新規に作るのは少々壁が高いことから起こった悲劇です

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