Web2.0は逆転の発想が重要
我々は否応無く常識に縛られています。
ビジネスモデルにおいて、商流や物流は川上から川下へ、すなわち、メーカ→卸→小売→消費者と流れるものと知らず知らず思い込んでいます。
ところが、インターネットの普及は商流やお金の流れを自由にし、宅配便の普及は物流を自由にしました。結果、Web2.0と総称されるビジネスモデルは、メーカ→卸→小売→消費者のポジションを自由に入れ替える発想から生まれているものが多いのではないでしょうか?
そこで逆転発想ビジネスモデルを1つご紹介したいと思います。
本日(2006年10月4日)の日経産業新聞の一面にも紹介されました「Q転直Pa」です。
新聞・雑誌・チラシ・フリーペーパー・ポスターなどの紙媒体に、QRコードが印刷されているのを、最近よく目にされると思います。このQRコードを携帯電話のカメラで写し、表示されたURLをクリックすると、ケータイWebサイトに繋がるというのが常識です。
ところが、ケータイWebサイトでは自社の商品やサービスを十分に伝えることが出来ない業種が沢山あります。そこで、常識を変えてQRコードからPCのWebサイトに誘導できないかと考えました。
どうすればできるか?
ケータイにプレインストールされている機能だけでは、ケータイWebサイトにしか繋がりませんので、容易にPCのWebサイトに誘導できる何らかの仕掛けをケータイアプリで開発できないかと考えるのが常識です。ところが、ケータイアプリは機種依存性が高いので、何種類ものアプリを開発する必要があります。そこでアプリ開発という常識を捨て、QRコードを写すと、あるサーバに繋がり、このサーバが写した本人のPCにメールを送信し、メールに記載されたURLをクリックするだけでPCのWebサイトに入れる仕組みを作りました。これが急転直下ならぬ「Q転直Pa」です。
マーケティングの世界では、ブリック&モルタルと呼ばれるリアルとWebなどのバーチャルのコラボレーションが重要とされていますが、紙媒体マーケティングとWebマーケティングのコラボレーションを可能にするのがこの「Q転直Pa」で、二つの常識を覆した結果、生まれたビジネスモデルです。
10月11日から無料キャンペーンサービスが始まりますので使い方など、又お知らせします。