携帯電話ブラウザで会社のメールを安全に読み書きしています。
2年前の調査データで恐縮ですが、「業務に携帯メールを使っている」と答えた人の割合は,仕事で携帯電話を使っている人の実に55%,過半数を占めるそうです。
また,業務に携帯電話を使用中の人のほぼ8割が,「オフィス内のメールを携帯電話で読み書きできれば業績向上など組織全体にメリットがある」と判断しているそうです。
ところが、実際に勤務先のオフィス内で利用しているメールを,携帯電話から読める人は携帯メールを業務に使っている人のわずか37%に過ぎず、なんと、残りの人は社内にいる人にメールを読んでもらったり、携帯メール同士でやりとりしているようです。
さらに,勤務先のメールを携帯電話から読めるようにした主体を見ると,半数が個人の取り組みに負っているそうで、この状況では、仕事で携帯メールを使っている人の8割強は,携帯メールのアドレスがそのまま送信元アドレスになっているそうです。
2年前に比べ、各社は情報漏洩対策には格段に敏感になっている現在、携帯電話で会社のメールを読み書きできる人はどの位の割合になっているのでしょうか?皆さんとところではいかがですか?
携帯電話で社内メールを読み書きできるようにするには、転送方式と携帯ブラウザ方式の二種類に分かれます。転送方式は、自分のPCにメール転送の設定をするか、転送ソフトをサーバーに入れるか、転送ASPサービスを利用するかのいずれかです。ところが転送方式ですと携帯電話にメールが残りますので携帯電話を落とした場合を考えて、転送を禁止している会社も多くなっているようです。携帯ブラウザ方式ですと、メールは携帯電話に残りませんので安全ですが、通信上の安全性を考慮した専用の製品が必要となります。更に成りすましを防止するためには、ログイン認証に、固定パスワード以外に二要素目の使い捨ての仕組みが必要となります。
私が使っている「携帯Bizメーラ」(弊社の製品ですいません)では、携帯ブラウザのブックマークをクリックし固定パスワードを入力すると、私の携帯にワンタイムURLが記載されたメールが返信されます。(私の携帯にしかこのメールは帰ってきません)
このワンタイムURLをクリックするだけで社内メールを読むことができますし、社内メールアドレスでメールで書くこともできます。(さすがに書くのは緊急の場合だけですが)
情報漏洩対策として、何でもかんでも禁止するのではなく、然るべき方法で業務の効率化を考えるべきではないでしょうか?