【図解】コレ1枚でわかる生成AI
「機械学習」によって、データから規則や法則、特徴の雛形となる「モデル」を作ります。これまでは、この「モデル」を使って基準やルールを作り、「情報を整理」して、可視化、分類、予測、認識などを行い、人間の意思決定の精度向上や業務処理の自動化、効率化に役立ててきました。
生成AI(Generative AI)では、このモデルを使って、「コンテンツを創作」します。これによって、文章や画像、動画や音楽、プログラム・コードなどの生成というようなクリエイティブな作業で、人間の役割を代替、補完できるようになりました。
AIの研究、開発の歴史を遡れば、人間の知的作業を代替する範囲を拡げる歴史でもあります。生成AIは、その範囲をさらに拡げたと言えるでしょう。
ChatGPTは、そんな生成AIを誰もが簡単に使えるようにと、チャット形式で使えるようにしたサービスです。それまでは、生成AIを使いこなすには、プログラミングやAIの専門的な知識やスキルが必要でした。これを、人間が普段使っている自然言語(プログラミング言語のような人工的に作られた言語は「人工言語」と呼ぶ)で質問できるチャットとして使えるようにしました。さらに、とても流暢な表現で、的確な回答をしてくれることで、利用者を魅了し、驚かせ、短期間のうちにユーザーを増やしました。さらには、言葉の質問に、文章で回答を返すだけではなく、画像や動画などを生成できるようにもなりました。
ビジネス・シーンでは、誰に何を伝えたいかを伝えれば、企画書やプレゼンテーション、報告書の作成をしてくれます。実現したい機能を伝えれば、仕様書を作成し、プログラム・コードを書き、テストして不具合があれば修正し、ビルド(プログラムを実行できる状態にすること)までしてくれるようになりました。人間は、その過程を確認し、必要とあれば修正するだけです。
今後、性能は向上し、できることの範囲は広がり、様々な知的作業の生産性が向上するでしょう。特に「知的力仕事(パターン化できる知的作業)」の生産性の向上は劇的です。そうなると、これらを使いこなせる人と使いこなせない人では、仕事のパフォーマンスに大きな格差が生じることは避けられません。仕事を奪われる心配をするよりも、どう使いこなしていくのかを考え、そのスキルを磨くことが賢明ではないかと思います。
新入社員のための「1日研修/1万円」
今年で8年目を迎える恒例の"新入社員のための「1日研修/1万円」"の募集を始めました。
社会人として必要なITの常識を学び、ITに関わることのやり甲斐を考える
ChatGPTや生成AIの登場でビジネスの前提が大きく変わってしまいました。DXもまた再定義を余儀なくされています。アジャイル開発はもはや前提となりました。しかし、ChatGPTに代表される生成AIが何か、何ができるのかも知らず、DXとデジタル化を区別できず、なぜアジャイル開発なのかがわからないままに、現場に放り出されてしまえば、自信を無くしてしまいます。
そんな彼らに、いまのITの常識をわかりやすく、体系的に解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。
お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
これからの営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考える
ChatGPTの登場により、ビジネス環境が大きく変わってしまいました。もはや、お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけでは、営業は務まりません。お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業には求められています。
AIやテクノロジーに任せるべきことはしっかりと任せ、人間の営業として何をすべきか、そのためにいかなる知識やスキルを身につけるべきなのか。そんな、これからの営業の基本を学びます。また、営業という仕事のやり甲斐や醍醐味についても、考えてもらえる機会を提供致します。