【図解】コレ1枚でわかるメタバース
メタバースとは、「メタ/meta=超越した」と「ユニバース/universe=宇宙」を組み合わせた造語で、インターネット上に造られた仮想空間の中で、遊びやコミュニケーション、ビジネスができる世界として、理解されています。
メタバースは、2003年に登場した「セカンドライフ」に始まるとされ、その後登場した人気ゲームの「フォートナイト」やオンラインのゲーム・プラットフォーム「ロブロックス」などが、さきがけと言えるでしょう。
仮想空間の中で、オンライン・ゲームができるだけなら、「FF14」や「ドラクエX」なども同じではないかと思われるかもしれませんが、これらはゲームとして作られたシナリオの範囲で、ある程度の自由があるに過ぎません。メタバースは、その範囲を越えて、参加者が自身のシナリオを描き、それが自己増殖的に広がり、ゲームとは無関係に独自の世界を作るという点で、区別されます。
メタバースは、VRやAI技術の発展、高速大容量ネットワークの普及に後押しされ、適用範囲を拡げつつあります。特に生成AIの進化はAIアバターのリアリティを高め、本物の人間と同様の流暢な会話ができるまでに進化しています。また、Apple Vision Proのような高解像度で現実世界と仮想世界を融合できる製品も登場しています。そんな技術を使えば、次のようなことができます。
- 目の前に相手がいるような感覚で、会議や打ち合わせができる
- メタバース内で商品を試用・試着し、そこで買い物をする
- 他の人たちと同じ空間で感覚を共有しながらライブコンサートを楽しむ
さらにメタバース内のデジタル資産にNFTを使って資産価値を与え、DAOで事業組織を運営し、仮想通貨で決済するといった新しい経済基盤が生まれます。
IoTの普及とともにデジタル・ツインの解像度が高まり、現実世界と仮想世界の融合がさらに進むでしょう。また、メタバースでは、現実世界の規制や習慣、性別や人種などに縛られずに、別の自分になって活動ができます。さらに、現実世界ではリスクのある取り組みを試し、その成果を活かして現実世界をより快適なモノにすることもできるでしょう(第5章参照)。
まだ、技術的な課題も多く、社会的なコンセンサスも直ぐには追いつきませんが、メタバースは、単なるゲームの拡張ではなく、新しい社会や経済、あるいは、コミュニティの基盤としての可能性を視野に入れて注目しておくべきです。
新入社員のための「1日研修/1万円」
今年で8年目を迎える恒例の"新入社員のための「1日研修/1万円」"の募集を始めました。
社会人として必要なITの常識を学び、ITに関わることのやり甲斐を考える
ChatGPTや生成AIの登場でビジネスの前提が大きく変わってしまいました。DXもまた再定義を余儀なくされています。アジャイル開発はもはや前提となりました。しかし、ChatGPTに代表される生成AIが何か、何ができるのかも知らず、DXとデジタル化を区別できず、なぜアジャイル開発なのかがわからないままに、現場に放り出されてしまえば、自信を無くしてしまいます。
そんな彼らに、いまのITの常識をわかりやすく、体系的に解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。
お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
これからの営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考える
ChatGPTの登場により、ビジネス環境が大きく変わってしまいました。もはや、お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけでは、営業は務まりません。お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業には求められています。
AIやテクノロジーに任せるべきことはしっかりと任せ、人間の営業として何をすべきか、そのためにいかなる知識やスキルを身につけるべきなのか。そんな、これからの営業の基本を学びます。また、営業という仕事のやり甲斐や醍醐味についても、考えてもらえる機会を提供致します。
新入社員以外のみなさんへ
内容は、新入社員向けですが、若手の皆さんにもお役に立つはずです。また、ベテランの方や他業界から転職された皆さんにとっては、ITトレンドのいまの常識を確認することやIT営業の基本を知る機会としても、お役に立てると思います。
人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。