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神社の杜のワーキング・プレイス 8KUMO 壁の漆喰が仕上がりました

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水屋棟の壁の漆喰塗りが、ほぼ終わりました。なめらかな仕上がりは、本当に見事です。

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でも、不思議ですよね。この写真でもおわかりかと思いますが、右側(北向き)と左側(西向き)で、色が違います。「あれ?」と思ったのですが、近くに寄ってみると、同じ色の漆喰です。左官の親方に聞くと、こんな話をしてくれました。

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「まったく同じ漆喰ですよ。でも、漆喰の微妙な表面の凹凸が、光の当たる方向によって、いろいろな色になります。光の当たり方が変われば、色が変わります。時間が経てば見え方が変わりますよ。それと、晴れの日と雨の日でも色が違います。雨が降ると、黄色みが強く感じられるようになります。漆喰は、呼吸をしてますからね。湿度を調節してくれるので、いつも心地よく過ごせますよ。」

本当は土壁の下地に漆喰を重ねたかったのですが、残念ながら、資材高騰の折、コストのかかる土壁は諦め、下地はモルタルに変えました。それでも、漆喰の機能が損なわれることはありません。

漆喰の原料は、石灰石です。この石灰石を粉砕(重質炭酸カルシウム/CaCO3)し、高温で焼いて(生石灰/CaO)、さらに水を加えて(消石灰/Ca(OH)2)を作ります。そこに麻の繊維で作られたスサを混ぜ、海藻から作られた糊を混ぜて水で溶きます。それを丁寧に鏝(こて)で塗り上げていきます。職人さんたちの見事な鏝捌きで、平滑な壁に仕上がっていきます。平滑な表面に仕上げるのがなかなか難しいそうで、熟練の技にただただ見入るばかりでした。

「平滑な壁」とは言え、微妙な鏝痕が残ります。それがとても味わい深い。壁紙とは違う奥行と心地よさがありますね。

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キッチンの壁の曲面や窓枠の仕上げでは、角を付けずにあえて丸みを持たせ漆喰の厚みを演出しています。見事な職人技に感激します。

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漆喰の主原料である消石灰は、石灰石を高温で焼くときに二酸化炭素がなくなりますが、再び二酸化炭素を吸収することで徐々に石灰石へと戻り固まっていきます。消石灰から石灰石に戻るまでには100年を超える長い時間がかかりますが、ゆっくりと時間をかけて呼吸をしながら固まっていくことで、建物を堅牢にし、内部の空間を快適にしてくれるのだそうです。見事な先人の知恵ですね。

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建具も着々と制作進行中です。手前の扉はたぶんトイレ用、後ろの大きな枠は、室内とデッキの間に入る大きなガラスの引き戸です。ここに巨大な1枚ガラスが入ります。建具もみんな大工さんの手仕事です。本当にキレイで丁寧な仕上がりです。

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駐車場から、キャンプサイトに降りる石段もできました。これで、大回りして下に降りなくても良くなり、だいぶ助かります。

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壁が終わって、設備の搬入と据え付けが始まります。いよいよ大詰めになりました。

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