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【図解】コレ1枚でわかる弱いAIと強いAI

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昨日紹介した「AI」と「AGI」は、「人間同様に広範な課題を処理できるかどうか」という基準での分け方ですが、これとは別に、「人間同様の意識や知性を持つかどうか」が基準の「弱いAI」と「強いAI」といわれる分け方があります。

「弱いAI」とは、「人間の知性の一部分のみを代替し、特定の知的処理だけを実行するAI」であり、この意味においては、「(特化型)AI」とほぼ同じ位置付けです。また、人間の脳の仕組みや、そこで行われる知的処理をまねするのではなく、結果として、「人間がやっていることと同様」の知的処理の成果が得られれば良いという考え方です。この点に於いても、「AI」と同様の位置づけです。

これに対して、「強いAI」は、「人間のような意識を備え、人間同様の知能を必要とする作業を実現するAI」です。つまり、人間が持つ、意識や知性のメカニズムを解明し、人間の脳と同じことを人工的に実現しようという考え方です。これについては、人間の意識や知性を生みだしている「脳の仕組み」が未だ解明できていないわけですから、それを実現する方法も分かっていません。

「強いAI」は、「人間の脳で行われる意識や知性を人工的に再現する」ことを目指していますが、「AGI」は、それとは異なり、「特定の課題にのみ対応するのではなく、さまざまな課題を処理できる」単一のソフトウェアを目指しています。それができるのなら、脳と同じ仕組みである必要は、必ずしもありません。

また、「汎用(様々な用途に使える)」とはいえ、「全て」である必要はなく、ある程度の範囲で「汎用」なAIであれば、まもなく登場するかもしれません。例えば、数値/画像/テキスト/音声などの異なる種類の知的処理を一度に処理できるAIです。これを「マルチモーダルAI」と呼びます。

研究者たちの知的好奇心は、やがては、「強いAI」を実現するのかも知れません。しかし、その見通しは不透明で、ハードルは相当に高いでしょう。ならば、実用の観点から、まずは、「AI」あるいは「弱いAI」、さらには、近い将来、登場するであろう「マルチモーダルAI」に着目すべきが、現実的です。

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