【図解】コレ1枚でわかるソフトウェア化
掃除機でご飯を炊くことはできません。電子レンジでテレビ番組を見ることもできません。私たちが、普段使っている家電製品は、それぞれの機能や役割に特化した専用のハードウェアとソフトウェアの組合せで動いている機械です。
一方、パソコンはどうでしょうか。"MS Excel"というソフトウェアを入れれば、表計算の機械になります。"MS Word"を入れれば、文書作成の機械になります。「ブラウザー」を入れれば、ホームページを閲覧できます。
パソコンという「汎用(広くいろいろなことに使える)機械」に、様々な業務や作業のために作られた専用のソフトウエア(アプリケーション/アプリ)を入れれば、そのための専用機械として使えます。
スマホも同様に汎用機械です。電話機能を実現するアプリを入れると電話になり、カメラのアプリならカメラに、ゲームのアプリならゲームにというように、ソフトウェアによって、それぞれのやりたいことを実現してくれる専用機械として使えるようになります。このように、ソフトウェアによって、汎用機械を様々な専用機械のように扱えるようにすることが、「ソフトウェア化」です。
「ソフトウエア化」のもうひとつの役割は、人間の介在を減らし、最適な操作を任せられるようになることです。例えば、自動車は、そんな「ソフトウエア化」が急速にすすむもののひとつです。自動車の基本性能である「走る・止まる・曲がる」は、ハードウェアとしての構造や機構によって実現します。しかし、それらを確実に機能させるためには、適切な操作が、欠かせません。従来であれば、それらを全て人間のスキルに頼っていましたが、いまでは、自動車専用のコンピューター(ECU/Electronic Control Unit)と、それを動かすソフトウェアが、適切な操作を支援してくれるようになりました。これによって、私たちは自動車の機能や性能をうまく使いこなせるようになり、快適さや安全性が向上しました。近い将来、そんな運転操作を人間が介在することなく、ソフトウェアに全てを任せられるようになるでしょう。
ITインフラもまた、そんなソフトウエア化が進んでいます。汎用的に使える機器類をデータセンターに設置し、「ソフトウェア化」することで、必要とする機能や性能を実現し、運用管理も任せることができるようになりました。
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