【図解】コレ1枚でわかる情報システムの3層構造
様々な業務を処理する情報システムは、次の3階層で成り立っています。
業務プロセスを実行するアプリケーション
「アプリケーション(Application)」とは、「適用、応用」という意味で、業務個別の仕事の流れをコンピューターで実行するためのソフトウェアです。適用業務システム、あるいは、アプリケーション・システムとも呼ばれ、「アプリ」と略されることもあります。販売管理システム、文書管理システム、経費精算システムなど企業や組織で使うものや、ワープロソフトや表計算ソフト、ブラウザーや音楽再生ソフト、ゲームソフトなど個人で使うものもあります。
アプリケーションに共通する機能を提供するプラットフォーム
プラットフォーム(Platform)とは、「土台」と言う意味で、アプリケーションを動かすために共通に必要な機能を提供するソフトウエアのことです。例えば、アプリケーションを使うには、通信装置やストレージ(データを保管する装置)などのハードウェアとアプリケーションのやり取りを仲介し、システム全体の動きを制御する機能が必要です。これを、アプリケーション個別に作っていては、手間がかかります。そこで、「オペレーティングシステム(Operating SystemまたはOS)」という、プラットフォームが使われています。
OS以外にも、データを体系的に管理する「データベース管理システム」、システムの稼働状況を監視し問題があれば教えてくれる「運用管理システム」などもあります。これらは、アプリケーションとOSの中間に位置するソフトウェアということで、「ミドルウェア(Middleware)」とも呼ばれています。
情報システム動かす電子機械であるインフラストラクチャー
インフラストラクチャー(Infrastructure)とは、「下支えするもの、構造」という意味で、「インフラ」と略されることもあります。プログラムを動かす電子機器であるコンピューター、データを保管するストレージ、通信を担うネットワーク機器などのハードウェアやこれらを設置するデータセンター、そこに設置される電源や冷却装置などの設備のことです。
ただ、個人で使うPCやスマホなどは、インフラとは言いません。企業や組織、あるいは皆さんが、ネットを介して共用するものがインフラに相当します。
次期・ITソリューション塾・第39期(2022年2月9日 開講)の募集を始めました。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年2月9日(水)~最終回4月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む