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【図解】コレ1枚でわかるERP 5/6

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ERPをパッケージやクラウド・サービスとして導入する場合、以下の3つのメリットを享受できます。

ベスト・プラクティスの活用

開発元や導入支援企業は、多くのユーザーでの実務経験を収集し、それぞれの業種や業務に応じたベスト・プラクティスのテンプレートを提供しています。

ERPパッケージには、業務処理に必要な基本機能をプログラムとして実装していますが、それらをどのように使用するかをプログラムそのものに手を加えることなく、パラメーターやスクリプト言語によって設定できます。その設定のセットがテンプレートです。このテンプレートを使い、他社のノウハウやベスト・プラクティスを利用すれば、業務改革を加速させることができます。

法律・制度変更への迅速な対応

自社で独自にシステムを構築する場合、税務や会計などの法律や制度が替わるたびに、プログラムの改修が必要になります。ERPパッケージでは、このような変更をパッケージの開発元が実施してくれます。そのため、制度変更への対応の負担が少なく、迅速に対応できるようになります。

構築に関わる期間とコストの削減

ERPパッケージを導入するに当たっては、現状業務の分析と整理、ERPパッケージが提供するテンプレートとのギャップを明らかにし、変えなくてはならない業務プロセスは何か、テンプレートの何をカスタマイズするか、追加すべき機能は何かを明確にします。あるいは、思い切って、パッケージやテンプレートが提供する標準機能に合わせて、業務のやり方を変えるのもひとつの方法です。

本来であれば、ERPパッケージが提供するベストプラクティスに沿って業務を改革(BPRBusiness Process Reengineering)し、パッケージをそのまま利用することがコストと期間という点では望ましいのですが、既に最適化された業務プロセスを変更することは容易ではありません。ただ、既存のやり方を見直す機会としてテンプレートに合わせてBPRできれば業務改革が進み、独自開発を減らすこともできるので、導入期間短縮とコスト削減の効果も大きくなります。

また、クラウド・サービスであれば、インフラやプラットフォームの構築や運用管理負担から解放されるので、さらにその効果は大きくなります。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

【10月度のコンテンツを更新しました】
・"デジタル・トランスフォーメーションの本質と「共創」戦略"を改訂しました。
・RPAプレゼンテーションを改訂しました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年10月版・最新の資料を反映しました。

パッケージ編
【新規】デジタル・トランスフォーメーション ビジネスガイド(PDF版)
【新規】デジタル・トランスフォーメーション プレゼンテーション

ビジネス戦略編
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは p.12
【新規】DXによってもたらせる2つの力 p.22
【新規】競争環境の変化とDX p.34
【新規】前提となるITビジネスの環境変化(〜5年)p.36
【新規】デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After p.54
【新規】デジタル・トランスフォーメーションの実践 p.56
【新規】共創ビジネスの実践 p.58
【新規】DX事業の類型 p.77

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】「自動化」と「自律化」の違い p.32
【新規】機械翻訳の現状とそのプロセス p.85
【新規】機械翻訳の限界 p.86

ITインフラとプラットフォーム編
【新規】ゼロ・トラスト・セキュリティ p.110
【新規】Microsoft 365 Security Center での対応 p.111
【新規】ユーザーに意識させない・負担をかけないセキュリティ p.112
【新規】ローカル5G p.254
テクノロジー・トピックス編
【改訂】RPAプレゼンテーション

下記につきましては、変更はありません。
・サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
・クラウド・コンピューティング編
・サービス&アプリケーション・基本編
・開発と運用編
・ITの歴史と最新のトレンド編

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