高知県黒潮町・美しい砂浜の拡がる街、そして防災の街
黒潮の海が拡がる高知県の黒潮町に来ている。今年9月に行われる地元の防災訓練に合わせ、私が所属するボランティア団体である情報支援レスキュー隊(通称 IT DART)もここで訓練をしようと現地の調査に訪れた。
黒潮町が行う防災訓練には京都大学防災研究所の畑山満則教授が直接関わっているのだが、IT DARTはそれを支援する立場で参加できないかと考えている。例えば罹災証明発行のためのシステムをこちらで入力し地図に落とし込んでゆく作業やドローンを飛ばして避難訓練の様子を撮影し、避難誘導の課題を探るなどのアイデアが出ているが、もう少しいろいろと議論を重ねる必要がありそうだ。
さて、ご存知の方も多いと思うが、ここ黒潮町は東南海トラフ大地震が発生した時に大きな津波の被害を受ける可能性が指摘されている。そのこともあり、防災意識は大変高く、訓練も定期的に行っている。何よりも驚いたのは、この町の至る所に避難のためのタワーが設置されていることだ。数年前に津波の被害想定が12mから14mの高さに変わったこともあり、設備も新しくされている。
また、町の至る所に避難誘導のガイドが設置されている。「丸ごと街ごと防災マップ」というのだそうで、紙の防災マップがなくても外に出れば何処に避難すればいいのか直ぐにわかるようにという配慮だからだそうだ。
津波の被害が高い確率で想定されている地域での切実さは東京にいてはとても分からない。こうして現地に赴き景色を眺め、津波タワーに登り、地元の人と話をすると、理屈抜きで災害の時の情景が頭に浮かぶ。
私が住む東京も地震と無縁ではない。先日の大阪の地震でも7000ほどの住宅で被害があり、未だ100箇所を越える避難所に500人ほどが暮らしている。東京で同規模の地震が起きればもっと大きな被害になるだろうし、その可能性は高い。
美しい海岸と美味しい料理、サーフィンのメッカでもある。津波など来ないで欲しいが、可能性がある以上、備えは怠るべきではない。そんな気概がこの街の中に拡がっているようだ。
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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
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【新規】伝統的なやり方とIoTの違い p.19
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】人間にしかできないコト・機械にもできること p.100
インフラ&プラットフォーム編
【新規】仮想化とは何か p.68
【新規】仮想化の役割 p.70
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは何か p.125
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【新規】コンピューターの構成と種類 p.6
【新規】「クラウド・コンピューティング」という名前の由来 p.17
【新規】クラウドがもたらすビジネス価値 p.26