営業の仕事(4/5)要領のいい仕事ができるようになるための最善の方法は丁寧な仕事をすること
「どうすれば、もっと要領よく仕事ができるようになるのでしょうか?」
新入社員や若手からこんな質問をもらうことがある。
- やらなきゃいけないことを直ぐに忘れてしまう
- テキパキ動くことができない
- 小さなミスを連発する
こんなことを繰り返している自分がほとほと嫌になる。だから、もっと要領よく仕事をするための方法を教えて欲しいというのだ。
残念ながら、この状況から直ちに脱出する処方箋を私は知らない。あったら私も教えて欲しい。ただ、即効性はないが、確実に要領よく仕事ができるようになる方法はある。それは、丁寧に仕事をすることだ。
- 期待されている以上の成果を目指すこと
- 美しい資料作りに徹すること
- できあがってもそれに満足せず何度も見直すこと
これはなかなか大変な作業だ。
- とても時間がかかる
- いろいろと調べなくてはならないので手間もかかる
- 脳みそをフル回転しなくてはならないのでとても疲れる
そんなに苦労してアウトプットしても、それが相手に評価される保証はない。打ちのめされることもあるだろう。
- うまくいかなかったのはなぜだろう
- どこが間違っていたのだろう
- ほんとうに自分は完璧に仕事をこなしたのだろうか
そして、次の機会にそれを修正してみる。
そんなことを繰り返しているうちに、仕事の品質はどんどんと上がってゆく。そして、作業時間も短縮されてゆく。しばらくすると、要領よく仕事ができるようになっている自分に気付くことになるだろう。
「忙しくて、そんなことをしている時間がありません。残業もできないし、無理ですよ。」
その通り。丁寧な仕事をするには時間がかかる。だから時間を作るしかない。ならば朝にすればいい。
毎朝いつもより1時間早く家を出て見てはどうだろう。そして、職場の近くのカフェで時間を作ってはどうだろう。朝が苦手だというひとがいるが、その多くは、自分はそういう人間だと言い聞かせているからだ。夜は早く寝る、寝る前に軽く運動するのもいいらしい。もし、そういう努力をしても朝早く起きられないのであれば、病気かもしれないのでちゃんと医者に診てもらった方がいい。
何をするかを考える必要はない。まずは時間を作る習慣をつくることだ。そして、その時間をどう使うかはその時に考えればいい。
夜も遅くまで残業できないのであれば、1時間だけでも自分の時間を延ばしてみてはどうだろう。5時が定時の会社なら自分の定時は6時であるとすればいい。朝と夜合わせて2時間余計2時間を作ることができる。
これを自分の行動習慣にすることだ。行動習慣とは、やらないことが気持ち悪いと感じる状態を作ることだ。朝起きて歯を磨かなくては気持ち悪いのと同じ感覚を持つことだ。
何のために、何かをしようなどと決心を固めてから行動することはやめておいた方がいい。そういうのはなかなかうまくいかない。まずは、時間をつくるという行動習慣を持つことだ。それを続け、できるようになってくると、自ずと決心が固まり、やる気スイッチも入る。
要領のいい仕事ができるようになるための最善の方法は丁寧な仕事をすること
そして、そのための時間を作ることだ。それは、いつからでもはじめられる。
【募集開始】新入社員ための最新ITトレンド研修
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参加費も1日研修で1万円に設定しました。この金額ならば、会社が費用を出してくれなくても、志さえあれば自腹で支払えるだろうと考えたからです。
社会人として、あるいはIT業界人として、厳しいことや頑張らなくちゃいけないことも伝えなくてはなりません。でも「ITは楽しい」と思えてこそ、困難を乗り越える力が生まれてくるのではないでしょうか。
- ITって凄い
- ITの仕事はこんなにも可能性があるんだ
- この業界に入って本当に良かった
この研修を終えて、受講者にそう思ってもらえることが目標です。
よろしければ、御社の新入社員にもご参加いただければと願っております。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書
デジタル・トランスフォーメーションとは何か、SI事業者やITベンダーはこの変化にどう向きあえばいいのかを1冊の書籍にまとめました。これが「SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書」です。PDF/A4版・109ページのデジタル出版です。紙の書籍にすると200ページくらいのボリュームにはなると思います。もちろん、前著同様に掲載したチャートは全てロイヤリティ・フリーでダウンロードできるようにしています。
いまと未来を冷静に見つめ、SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーションにどう向きあえばいいのかを考えるきっかけになればと願っています。
内容は以下の通りです。
- デジタル・トランスフォーメーションとは何か
- デジタル・トランスフォーメーションの定義
- デジタル・トランスフォーメーションを支えるテクノロジー
- SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーション
- デジタル・トランスフォーメーション時代に求められる人材
ITビジネスの未来は大いに開けています。ITは私たちの日常や社会活動にこれまでにも増して深く関わり、アンビエント(環境や周囲に溶け込む)になっていくでしょう。そこには新たなビジネスチャンスが待っています。しかし、そのチャンスを見つけるためには、視線を変えなければなりません。もはやこれまでのSIビジネスの視線の向こうには、新しいビジネスチャンスはないのです。
じゃあどうすれば良いのでしょうか。本書で、そのための戦略と施策を考えるきっかけを見つけていただければと願っています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
LiBRA 5月度版リリース====================
- SI事業者/ITベンダーのための「デジタル・トランスフォーメーションの教科書」をリリース
- 「ITソリューション塾・第27期」の最新コンテンツ
- その他、コンテンツを追加
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【新規掲載】SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書
- 教科書 全109ページ
- PDF版
- プレゼンテーション 全38ページ ロイヤリティフリー
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「ITソリューション塾・第27期」の最新コンテンツを追加
メインテーマ
ITトレンドの読み解き方とクラウドの本質
ソフトウェア化するインフラと仮想化
クラウド時代のモバイルデバイスとクライアント
IoT(モノのインターネット)
AI(人工知能)
データベース
ストレージ
これからのアプリケーション開発と運用
これからのビジネス戦略【新規】
知っておきたいトレンド
ブロックチェーン
量子コンピュータ
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サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】伝統的なやり方とIoTの違い p.19
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】人間にしかできないコト・機械にもできること p.100
インフラ&プラットフォーム編
【新規】仮想化とは何か p.68
【新規】仮想化の役割 p.70
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは何か p.125
【新規】脆弱性対策 p.127
クラウド・コンピューティング編
【新規】コンピューターの構成と種類 p.6
【新規】「クラウド・コンピューティング」という名前の由来 p.17
【新規】クラウドがもたらすビジネス価値 p.26