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【図解】コレ1枚でわかるクラウド・コンピューティング 2/3

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失敗のコストを引き下げ、イノベーションを加速させるクラウド・コンピューティング

  • 第1回目 クラウド・コンピューティングとは (4/13)
  • 第2回目 クラウド・コンピューティングの種類(本日)
  • 第3回目 クラウドが実現しようとしていること(4/15)

クラウドの種類

クラウドには、「サービス・モデル」と「配置モデル」という整理の仕方があります。この整理方法が、唯一ではありませんが、クラウドを説明する共通の理解として広く受け入れられていますので、まずは説明をしておきましょう。

サービス・モデル

クラウドを提供するサービス内容の違いによって分類する考え方が「サービス・モデル(Service Model)」です。

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以前紹介したことですが、「情報システム」は、アプリケーション、プラットフォーム、インフラストラクチャーの3階層で成り立っています。

アプリケーション

業務個別の仕事の流れ(ビジネス・プロセス)をコンピューターで実行するための仕組みのこと。適用業務システム、あるいは、アプリケーション・システム、あるいは「アプリ」と略されることもあります。販売管理システム、文書管理システム、経費精算システムなど企業や組織で使うものや、ワープロソフトや表計算ソフト、ブラウザーや音楽再生ソフト、ゲームソフトなど個人で使うものもある。

プラットフォーム

アプリケーションを動かすために必要となる共通機能を提供するソフトウエアのこと。ハードウェアとアプリケーションを仲介しシステム全体を効率よく稼働させる「オペレーティングシステム(OS)」、データベースの管理やシステムの稼働状況を監視し問題があれば教えてくれる「運用管理システム」、プログラムの開発を簡単にしてくれる「開発支援ツール」など。

インフラストラクチャー

プログラムを動かす電子機械であるコンピューター、データを保管するストレージ、通信を担うネットワーク機器などのハードウェアやこれらを設置するデータセンターなどの設備のこと。

サービス・モデルは、この3階層に対応付けて分類されています。

SaaS(Software as a Service)

アプリケーションを、インターネットを介して提供するクラウド・サービスのことです。例えば、電子メールやスケジュール管理、文書作成や表計算、財務会計や販売管理などのアプリケーションをネット越しに提供するサービスです。ユーザーは、アプリケーションを動かすためのハードウェアやOS、ミドルウェアの知識がなくても、アプリケーションについての設定や機能を理解していれば使うことができます。例えば、Salesforce.com、Google Apps、Microsoft Office 365などがあります。

PaaS(Platform as a Service)

プラットフォームをインターネットを介して提供するクラウド・サービスのことです。例えば、データベース機能、アプリケーション開発のためのツール、アプリケーション実行時に必要な機能などを提供します。ユーザーは、インフラ構築や設定に煩わされることなく、アプリケーションを開発し、実行することができます。例えば、Microsoft Azure Platform、Force.com、Google App Engineなどがあります。

IaaS(Infrastructure as a Service)

サーバー、ストレージなどのインフラストラクチャー機能を提供するサービスです。ユーザーは、自分でOSやミドルウェアを導入し、設定を行わなくてはなりません。その上で動かすアプリケーションも自分で用意します。ただし、サーバーのハードウェアを購入する必要はなく、それらを設置するデータセンターなどの設備も必要ありません。利用者は、ブラウザーに表示されるメニュー画面(セルフサービス・ポータル)から、設定するだけで使うことができます。また、ストレージ容量やサーバー数は、必要に応じて、簡単に増減できます。そのスピードと変更の柔軟性は比べものになりません。例えば、AWS EC2、IIJ GIOクラウド、Google Compute Engineなどがあります。

配置モデル

コンピューターの設置場所の違いによって、分類しようという考え方です。

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パブリック・クラウド

不特定多数の個人やユーザー企業がインターネットを介して共同利用するものです。先に紹介した、AWS、Microsoft Azure、Google Enterprise Cloud、IBM SoftLayerなどがこれに当たります。

プライベート・クラウド

企業がシステム資産を自社で所有し、自社専用のクラウドとして使用するものです。

NISTの定義には含まれてはいませんが、プライベート・クラウドの実現の仕方として「ホステッド・プライベート・クラウド」という分類もあります。

「パブリック・クラウドのように安く利用したいが、他ユーザーと一緒に使っているとパフォーマンスが安定せず使い勝手が悪い。また、インターネットを介することでセキュリティの不安も払拭できない。しかし、プライベート・クラウドを自ら構築するだけの技術力も資金力もない。」

こんなニーズに応えようというものです。これは、パブリック・クラウドの提供する機能や性能の一部を特定のユーザー専用に割り当て、他ユーザーには使わせないようにします。そして、専用のネットワークや暗号化された通信であるインターネットVPNで接続して、あたかも自社専用のプライベート・クラウドのように利用させるサービスです。

「パブリック・クラウドよりは割高だが、プライベート・クラウドほどお金はかからない」

そんな中間的な位置付けにあるのが「ホステッド・プライベート・クラウド」です。

コミュニティ・クラウド

地域や法令・規制など、共通の関心事によって結びついている組合や業界といった範囲で共同利用するものです。

ハイブリッド・クラウド

パブリックとプライベートのふたつを組み合わせて利用することを言います。

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知っているつもりの知識から、実戦で使える知識へ
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第22期の参加受付を開始しまた!

  • 5月17日(火) 18:30より 
  • 毎週2時間 全11回
  • 定員80名
  • クラウド・コンピューティングと仮想化との違い、または両者の関係を説明してください。
  • 「セキュリティ対策」という言葉がありますが、そもそも何をすることなのでしょうか。その目的と具体的な対策について説明して下さい。
  • IoTとビッグデータ、アナリティクスの関係を説明してください。
  • RDB(リレーショナルデータベース)が広く利用されている一方で、NoSQL(Not Only SQL)と言われるデータ管理の仕組みが注目され、利用が拡大しています。その理由とNoSQLの適用領域について説明してください。
  • アジャイル開発やDevOpsが注目されています。それはどのような理由からでしょうか。従来までのやり方と何が違い、あなたのビジネスはどのような変化を求められるかを、その理由とともに説明して下さい。

あなたは、以上の質問に答えられるでしょうか。

「お客様に相談しお願いする存在ではなく、お客様に相談されお願いされる存在になること」

これは、私なりにイメージする営業やエンジニアのあるべき姿です。そのためには、

「お客様の相談に応えられる体系的な知識とそれを説明できる能力を持つこと」

これに尽きると思います。ですから、こういう質問に答えられることは、お客様に相談されるための前提であり、そういう安心感というか、信頼感があるからこそ、ITに関わることならまずは相談される存在になれるのです。

もちろん、これ以外にも様々な能力の総合力が必要であることは言うまでもありませんが、ITを生業にしている以上、この点においてお客様以上の知識と説明できる能力がなければ、プロとしての基本をクリアできているとは言えません。

自分商材について説明できても、他社の商材や世の中のITの常識のなかで、「自社の商材の位置づけを説明できない」

それで、お客様はあなたに相談するでしょうか。

「知ってるつもり知識から、説明できる知識へ」

ITソリューション塾はそんな能力を身につけて頂くための「実践スキル養成講座」です。

詳細は、こちらにてご覧下さい

*定員に達しました締め切りとなります。もし、まだ決定ではないけれど、ご参加のご意向がありましたら、まずはメールにてお知らせください。参加枠を確保させて頂きます。

【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2016年4月版】

*** 全て無償にて閲覧頂けます ***

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【大幅改訂】新入社員研修のための「ITの教科書」

いよいよ、新入社員研修が始まりますが、そんな彼らのための「ITの教科書」を作りました。
よろしければ、ご活用ください。

さて、この教科書を作った理由ですが、新入社員に教えるITの基礎知識ですが、それこそ30年前の常識を教えることに留まり、クラウドやIoT、人工知能などの最新の動向を教えないといった企業も少なくないからです。未来を担う新人たちにそんなことでいいはずはありません。

そこで、そんな彼らのために最新のITトレンドを教えると共に、その前提となる基礎知識についても、最新の動向の理解を助ける内容として、作りました。

改めて基礎的なこと、そしてITの最新動向を整理したいという皆さんにもお役に立つと思います。

ITの基礎
情報システムの基礎
ITの最新トレンド

それぞれ、プレゼンテーション(PPTX形式)と教科書(DOCX形式)がダウンロードできます。
ダウンロード頂いた資料はロイヤリティフリーですから、それぞれに合わせて自由に加工編集してご活用下さい。

【最新版リリース】ITのトレンドとビジネス戦略・最新版【2016年4月】

【インフラ・プラットフォーム編】(267ページ)

  • PaaSの内容を更新しました。
  • APIエコノミーについての解説を追加しました。
  • データベースの内容を更新しました。
  • 新たに「ストレージの最新動向」の章を追加しました。

【サービス・アプリケーション編】(218ページ)

  • IoT
    • M2M/IoTの発展経緯とCSP(Cyber-Physical Systems)を訂正しました。
    • 機器のイノベーションとビジネス戦略を追加しました。
  • スマートマシン
    • スマートマシンとは何かを簡単に説明するチャートを追加しました。
    • 人工知能と機械学習を追加しました。
    • 人工知能の4レベルを追加しました。
    • ニューラルネットワークの原理を追加しました。
  • 開発と運用
    • アジャイルとDevOpsの関係について訂正および新たなチャートを追加しました。
    • これからのサイバーセキュリティ対策について新たなチャートを追加しました。

【ビジネス戦略編】(91ページ)

  • ポストSI時代に求められる人材について内容を改訂しました。
  • 常識崩壊の時代を追加しました。
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閲覧は無料です。ダウンロード頂く場合は会員登録(500円/月)が必要となります。
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まずは、どのような内容かご覧頂ければ幸いです。

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「ポストSIビジネスのシナリオをどう描けば良いのか」

これまでと同じやり方では、収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし、工夫次第では、SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。

その戦略とシナリオを一冊の本にまとめました。

「システムインテグレーション再生の戦略」

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  • 歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な対策を示すこと。
  • 身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描きやすくすること。
  • 新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノウハウを解説すること。

また、本書に掲載している全60枚の図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。経営会議や企画書の資料として、ご使用下さい。

こんな方に読んでいただきたい内容です。

SIビジネスに関わる方々で、

  • 経営者や管理者、事業責任者
  • 新規事業開発の責任者や担当者
  • お客様に新たな提案を仕掛けようとしている営業
  • 人材育成の責任者や担当者
  • 新しいビジネスのマーケティングやプロモーション関係者
  • プロジェクトのリーダーやマネージャー

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