【図解】コレ1枚で分かるソーシャルグラフ
2011年のニールセンの報告によると、テレビ広告を信頼すると答えた人は全体の47%にとどまった一方で、知人からのお勧めを信頼すると答えた人は92%にも上ったそうです。
この事実は、これまでのような大量に情報をばら撒くマスマーケティングでは、効率よく広告宣伝効果を得られないことを意味しています。そこで、新たに重視されつつあるのが、人のつながりを丁寧にたどるアプローチ「ソーシャルマーケティング」です。これを実現するための手立てとして、今「ソーシャルグラフ(Social Graph)」の活用に注目が集まっています。
例えば、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアでは、職業や趣味、思想などで関心や共感を持つ人たちが、「友達」になり、「フォロー」することで投稿を見たり、意見や写真、動画を共有したりできるようになります。これによって、人と人の結びつきや相関関係が築かれてゆきます。誰と誰が友達で、誰と誰が強く結びついていると言った関係が情報として蓄積されてゆきます。この情報を「ソーシャルグラフ」と呼んでいます。
特にFacebookのソーシャルグラフは、それまで匿名が当たり前だったインターネットに、実名登録という「リアルな人間関係」を持ち込み、実社会との垣根を取り払ってしまいました。これによって、ソーシャルグラフは、これまでにも増してマーケティングに大きな力を持つようになりました。
このようなことからソーシャルグラフは、特定の企業が独占するものではなく、社会的な共有資産として解放し、広く活用できるようにするべき新たな社会資産(ソーシャルキャピタル)であるとの主張も生まれています。一方で、プライバシーとの関係から様々な議論が起こってくるものと思われます。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
・これからのオフィスインフラを追加しました。
・パブリッククラウドの適用リスクを追加いたしました。
・コレ一枚でわかるIoTとビッグデータを改訂しました。
・IoTとモノのサービス化を追加しました。
・産業革命の歴史を追加しました。
・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
新規追加はありません。誤字脱字の修正、解説文の訂正を行いました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン