痛い部分入れ歯の、金属のバネをゆるめて痛みを取り除く治療を行ないました。

「これで治らなかったら高額な自費の入れ歯しかありません」

近所の歯科医院で宣告されてしまったＤさん。７０代男性の方です。
Ｄさんは過去に３０万円の入れ歯を入れられたものの違和感と痛みが強くて使えない苦い思い出がありました。

現在使っている部分入れ歯は高額な自費治療の入れ歯ではなく、保険治療で作製されたプラスチック製です。
今回来院するきっかけとなったのはその入れ歯の痛みです。自分の歯が数本残っていて金属のバネのかかっている歯の周囲がとくに痛いとのこと。
あの苦い思い出が頭をよぎったそうです。「また作り直すのか ......」

保険で作った入れ歯はよく合っていて、前の歯科医師の努力の跡がわかります。
試しに入れ歯の着脱を繰り返してもらうと痛い歯が少し揺れます。これは入れ歯のバネがキツすぎます。

そこで入れ歯のバネを歯科専用のプライヤーでゆるめました。
目に見えないほどの変化ですが入れ歯を着けたＤさんは
「あっ、痛くなくなりました！」

今回は簡単な調整でよく合ったので作り変えるようなことはせずに、そのまま使ってもらうことにしました。

西荻窪　いとう歯科医院　ホームページhttps://www.ireba-ito.com