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「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

● 食事のたびに激しく突き刺さるような痛みを起こす入れ歯に、ウラを張り替える修理をしました。

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「すぐに来てください」

今年78歳のMさんも同じでした。
入れ歯の不具合はガマンしていてもよくなることはありません。
だからこそおかしいなと思ったら「すぐに調整に来てくださいね」とお伝えしました。

新しい入れ歯を作った日から口の中は少しずつ変化していきます。
変化の度合いは個人差もありますが、歯ぐきの状態は一定ではありません。
数ヶ月から数年かけて当人も気が付かないくらい微妙な変化が続いています。

歯ぐきだけでなく、同時に入れ歯自体も変化していきます。
どうしても材質の劣化は防ぐことができないからです。
ただ、入れ歯は一度に大きく変化しません。
日々の違いが微妙なのでとてもわかりにくいんです。

しかも困ったことに「どうも調子が悪いな」と感じる日があっても翌日にはそれほど気にならないこともあります。
そうやって入れ歯の違和感をなんとなく感じたり、感じなかったりを繰り返すうちに、或る日突然、一ヶ所だけ強く当たって急激な痛みが現れることがあります。

このような入れ歯の不具合は、入れ歯の裏を張り替えることで簡単に治療することが可能です。

今回のMさんの場合も、食事のたびに激しく突き刺さるような痛みがあったのですが、入れ歯の裏を張り替えることで解消することができました。
入れ歯の修理やメンテナンスは全て保険治療でできるので違和感を感じたら、激しい痛みが現れる前に、お気軽にご相談ください。

西荻窪 いとう歯科医院 ホームページhttps://www.ireba-ito.com

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