半年ぶりに入れ歯の裏を張り替えるメンテナンスをしました。
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「どうも、久しぶりです」
Hさん(80代男性)はニコニコと明るい表情で入っていらした。
半年ぶりの来院です。
半年も調子良く使えたのは、前回の総入れ歯の治療がとても上手くできたということ。
Hさんはアゴの骨が少なく粘膜も傷つきやすく、歯科医泣かせの難しい条件の入れ歯です。
これまで柔らかい義歯安定剤を貼る治療を毎月行なっていました。
ところが柔らかい材料でも粘膜が傷つき痛みがなかなか消えなかった。
それでも治療を繰り返していくとアゴの状態が安定して痛みが出なくなってきました。
そこでリベースというプラスチック状に硬化する材料を張ってみました。
この治療は保険で出来る一般的な入れ歯のメンテナンス法です。
痛みやゆるみがなく半年ほど過ごせた。
リベースが馴染んできたのですね。
今回は噛むと外れる不具合が生じたので再び調整にいらっしゃいました。
入れ歯の表面を薄く削って汚れや油分を取り除いてからジェル状のリベース材を張りつけて口の中に入れます。
10分ほどで硬化するので尖りやバリを研磨して終了。
場合によっては次の日に研磨することもありますが今回は不要でした。
次の日に来院したHさんは「おかげさまで入れ歯が外れないから楽しく食事ができました」とおっしゃってくださいました。
入れ歯が合わずに食事が満足にできないという話をよく耳にします。
今回のようなメンテナンスで快適になることもあるので、お気軽にご相談ください。
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