奥歯がない部分に入れ歯を入れて、前歯の揺れを軽減しました。

都心に勤務しているＫさんは５０代の女性の方です。

グラグラしてきた前歯がが気になって会社の近くの歯科医院に行きました。

ところが、そこで提示された治療費に耳を疑った。

「えーっ、４００万円！」

治療計画は１０本の抜歯を伴う大掛かりなものでした。

不安を感じたＫさんは当院に相談に来られたのです。

口の中を見ると奥歯の本数が少なく前歯だけで噛んでいる状態です。

前歯は肉を噛み切ったり食物を口の中に運び入れるには適していますがモグモグ食べ物を噛んで細かくする咀嚼は出来ません。

前歯だけに負担をかけ続けると今回のようにグラグラと揺れてきたり歯が折れたりします。

入れ歯を装着して前歯を保護する必要がありました。

奥歯がないのは病気の一つとみなし治療が必要な状態です。

病気は保険治療で治すのが日本の医療と私は思っています。

Ｋさんの義歯は２日後に完成。

装着してもらうと奥歯で噛めるようになって前歯の揺れも少なくなりました。

始めは頬を噛むなど違和感があったものの２週間で慣れたそうです。

今後、前歯を抜く可能性もありますが、入れ歯があれば心配無用。

人工の歯を継ぎ足す修理（増歯）で見た目も機能も回復できます。

数時間でできるので歯が抜けた顔で何日も過ごすこともありません。

もちろん保険治療適用です。

「これで安心して過ごせます」とＫさんは笑顔でおっしゃってくださいました。