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外れやすい入れ歯を調整したら、漬物も食べられるようになりました

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「ここ数ヶ月、どうも入れ歯の調子が悪くてね。すぐにパカッとはずれちゃうの」

Kさん(82歳・女性)がニコニコしながら来院されたのは1年ぶり。

「なんだか入れ歯が口の中で動きやすくてね。話しにくいし、それに食べにくいのよねぇ。」

診察台に乗る様子を見ても、とてもお元気そうで健康には不安を感じていないようです。

「老化現象だからしょうがないわネ」

入れ歯がゆるくなったのは、老化現象ではありません。

年月がたてば、顔も変化していくように、誰でも歯茎の状態は変化していきます。

一方、いつまでも形が変わらないのが入れ歯です。

なので次第に歯茎と合わなくなってきます。

入れ歯のズレと年齢は、あまり関係がありません。

歯茎の変化は少しずつ起こるので不具合をガマンしている人も多いのですが、Kさんのように少しでもはずれやすくなったら、お気軽に相談していただけるとスグに良い状態に治せます。

今回は入れ歯のウラの劣化してゴツゴツしている部分を磨いて滑らかにしたら、歯ぐきとピタッと合いました。

大掛かりな調整は不要でした。

症状がゆるやかなときは治療もゆるやかにしておくほうが良い結果が得られます。

「入れ歯がピッタリして大好きな漬物も食べられます」

と、一週間後、確認のためにいらしたKさんは嬉しい報告をしてくださいました。

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