入れ歯の不快感を、歯の内側を削って解決しました。
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総入れ歯を新しく作ったのに、どうも気になってしょうがない。
浮かない表情で相談に来られたのはHさん。
70代女性の方です。
気になったのは舌です。
よく噛んでしまうのと、落ち着きのなさというのでしょうか、表現しにくい不快感がありました。
このようにハッキリしない時に「気のせいですよ」「じきに慣れますよ」などのアドバイスは禁物です。
症状があれば、必ず原因もあるからです。
型を採って模型を作ってみると、すぐに原因が分かりました。
奥歯です。
内側に入りすぎていました。
奥歯を並べる位置は様々な指標があり、その一つに「パウンドライン」という線があります。
糸切り歯と奥歯のさらに奥の隆起を結んだ線です。
それより内側に歯が並んでいると舌の動ける範囲が狭くなり、様々な不快な症状が出やすくなります。
パウンドラインの内側に入っている部分をすぐにその場で削って舌が動きやすいように整形しました。
「あっ、ずっとラクになったわ!」
Hさんの顔がパーッと明るくなりました。
念のため10分ほど口を動かしたり話をしたりして様子を見てもらったところ、格段に調子良くなったとのこと。
「こんなに晴れ晴れとした気持ちで帰れるのがうれしいです。」
Hさんは笑顔で帰られました。
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