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「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

入れ歯が欠けた部分を一日で修理しました。

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「大先生はまだ元気でやってるの?」

祖父の代から通っているKさん(80代女性)は父よりずっと年上なのに、診察室にいなかった父に気を遣っていただき恐縮してしまいます。

20年以上も前に祖父が作った義歯をKさんは今もずっと使い続けています。

食事もおいしく食べられるし、何よりも見た目もきれいだし、サイズも顔に合っているため人から入れ歯と気づかれないこともあるそうです。

「ちょっと欠けてしまって......」

フチがギザギザして気になると5年ぶりに来院されました。

噛む時に大きな力が加わるので、年月が経った人工の歯は欠けることがあります。

欠けた入れ歯の尖ったフチで舌が傷ついたりすることがあるので、気がついたらすぐに修理することをオススメしています。

入れ歯の修理はその日のうちに完了するものがとても多く、今回も欠けた部分にプラスチックを盛るだけで補修できました。

何度か噛んでもらいながら形を決め、丁寧に研磨してきれいに仕上げたら終了。

カチカチ噛んでも、舌で触っても、違和感なく元どおりになったと喜んでくださいました。

「ここまで来るのは遠いけど、動ける限り通いますよ」

西荻窪駅の北から30分ほどかけて歩いてこられるKさんはその日も元気に帰られました。

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