LEDと発光ダイオードはどう違うのか?
ふと、そんな疑問を持ったので調べてみました。
LEDというのは、Light Emitting Diodeの略だそうです。
つまり、光るダイオード=発光ダイオードですね。
ということで、LEDと発光ダイオードは同じもののことでした。
以上
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で、終わってしまっては面白くないので少し考えてみると、
「LED」と言えば、省エネとか次世代の照明だとか、先進的なイメージがあります。
一方で「発光ダイオード」と言われると、電気工作とか色つき豆電球の代替品というように、少し古くさい感じがしてしまいます。
だからコンビニが照明器具を蛍光灯から刷新するというニュースでも、発光ダイオードにするとは言わずLEDに交換と言ったりするのではないかなと。
実質的には、あるいは技術的には同じものだったとしても、呼び方で印象がずいぶん違ってきますよね。
ASPとSaaSも同様と言えるかもしれません。
確かにシングルテナントかマルチテナントか、とか、課金方法が違うという差異が主張されてはいますけど。
供用ホスティングとIaaSだってそう。
SaaSほど定着はしていないかもしれませんが、住宅のリフォームに対するリノベーションというのも新規性を訴求する手法としての言い換えと捉えることができます。
殊にマーケティング的には、コモディティ化した(陳腐化した)呼び名を排して新しい言葉を多用する傾向があります。
単に言葉が新しいだけかもしれませんが、それによって関心を集めたりイノベーティブなイメージを持ってもらうという効果を狙って。
物は言いようですね。:p
だからといって、あまりにも認知の低いワードを持ちだしたり、あるいはむやみにあれこれの言い方が乱立すると逆効果とか混乱を招くことになりかねないので注意が必要です。
商品やサービスの説明資料をつくる、プレスリリースを作成する、そんなときにちょっとした言い回しを工夫するのもマーケティングの(意外と難しい)仕事のひとつと言えるでしょう。