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【「はてぶ」行動の記録の第3者情報提供】-うーん。全てを否定したくないと思う-

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こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。

超エグゼクティブメディア「ITメディアニュース」によると

『はてな、「はてブ」ボタンから取得した行動情報の第三者提供取りやめ 近藤社長「間違った情報の使い方」と謝罪』

という発表がありました。

これについて、個人的な見解と前置きしますが(いつも前置きしてますネ)、第三者提供自体というよりも、むしろ明確な提供を行う旨の伝達とルール、規則に則った運用が「分かり易く明示」されていなかったことが問題だったのだと思います。

当社では人事系のシステム構築ハイブリッド型アウトソーシング「S-PAYCIAL」など、個人情報を取り扱うシステムやサービスを取り扱っており、当然ながら第三者提供などは行いません。
それは、当然ながらサービスの内容、求められる価値や要件がまったく異なるからです。

しかしながら、はてな社のようなフロントエンドのWEBサービスであればcookieなどを活用した行動記録の第三者提供割りと良くあるビジネスモデルです。
このサービス利用にあたっての条件を、「利用者に対して分かり易く伝える」ということに配慮を欠いた、という点に関して反省すべきだし、そして利用者に対して誠実な対応を行うべきであることは間違いないでしょう。

けれども、全てを否定してしまうのもまた若干の寂しさを覚えてしまうのです。

Facebook、twitter、LinkedIn・・・個人情報は徐々にオープンになり、シェアされるものに変わってきています。かつての理念、目的で制定された個人情報保護法や最近ではGoogleのプライバシーポリシーの変更問題、社会的なコミュニケーション・インフラの変革スピードに対して実態が乖離してきていて、様々な歪みを生んでいるように見えるのです。

問題は当然に回避しなければいけないし、解決しなければならない。ただし、全てを否定するのは変革する何か、新しい何かを生み出す可能性をも否定してしまうような気持ちになってしまうことも、また、正直なところでもあるのです。

※本稿は個人の行動履歴や個人情報を本人の許可無く第三者へ受け渡すことを容認、擁護するものではありません。誤解なきよう、予めご了承ください。

<了>

-正林 俊介-



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