【天使のキス】-18歳だった父の溢れ出る情熱とエネルギーを感じた-
皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。
今日は、一枚の絵を紹介させていただきます。携帯の写真で撮ったので観にくいかもしれないですが。
超個人的な話で恐縮ですが、これ18歳のときの自分の父が描いたものです。
私の父は売れないフリーのイラストレーターだったのですが、3年前に亡くなったのでまぁ簡単に言えば形見ということになるのでしょうか。
で、別に暗い話をしようと思っているわけではないのでお気楽に目を通していただきたいのですが、今、父の作品集でもつくるかーって、自分のところに作品が集まってきていているのであります。
そんな事情もあり、せっかくなので皆さまの目に触れる形で紹介したいなぁーと思って時々こんなことをしている訳です。
以前にもブログで父のイラストを紹介したことがありました。
⇒http://blogs.itmedia.co.jp/hybrid/2012/03/mac-1157.html
※この位で打ち止めにしようと思ってますが。。
で、繰り返しますが暗い話をしたい訳ではなくて、この絵を見て18歳の父はもう絵を描くのが好きで好きでしょうがなかったのであるなぁ、と思ったのであります。
やるじゃねーか。いつも、昼から酒飲んでる姿しか思い出せねーけど。
自分の結婚式の1ヶ月前からアル中で鍵の掛かった病院に入院して、当日に外出許可もらってたくせに!このヤローって。大変だったんだよ、こちトラ、おらぁ。身内席に酒類をおかず、義父母とご親類にご説明申し上げてサァ。
ってイライラしてしまうので、話を戻して、と。
そうこのイラスト。完全なる身内びいきと確信犯的に恥ずかしげも無く言ってしまいますが、暖かな構図、題材と丁寧なデッサン、なかなかイイんじゃない?ステキな絵なんじゃない?と思ってるのデス。
そして振り返って自分。
こんなにエネルギー溢れるほどに、純粋な気持ちで仕事に打ち込んでいるのか?
なんて考えると、むむむぅこの溢れんばかりのパワー、情熱に負けてるかも。と思って気を引き締めたりしているわけです。オラオラ、負けてられねーぜ!頑張っちゃうゼーって思っているのであります。
ところで、私はこの絵を小さいときから目にしていて「天使がキスをしている」と思いこんでいて、今よくみたら天使ではなくて、「子供がキスをしている」という構図でした。なんで天使って思ったのか知らん。って考えてみたのですが、この作品全体から感じる暖かさ、優しさみたいなものが子供心に「天使」に見えたのかな、と。
だったら、これは自分にとっては「天使のキス」でいいかぁと思った今日この頃なのでした。
<了>
-正林 俊介-
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