暗記と信頼性
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どうも僕は元来「暗記」というものが苦手なのです。
昔から好きではなかったのですが、
その理由(屁理屈か?)を考えてみると、きっと、
「何かを見れば書いてあることは覚える必要なし」
と高をくくっているところがあるからでしょう。
たとえば漢字とか英語のスペルとか。
辞書引けばいいしわざわざ覚えなくていいかな、
なんて思って頭に刷り込ませようとしないわけです。
UNIXのサービスのconfig fileの書式なんかもそれと同様に考えていて、
機能やそのサービスで実現できることには詳しくても
実際の設定をするのは何かを見ながらやったりすることになります。
なので急にちょっとした設定変更をしないとならないとか言う状況には
めっぽう弱いということになります。
エンジニアとしてはいかがなものかと思いますが、
自分の守備範囲を広げていくには
ある程度切り捨てていくことも大事だと、
ずっとそんなことを考えてきた結果なのではないかなと思います。
まあ、それが自分の方向性ということなのでしょう。
最近そんなスタイルを自分なり少しに反省したりもしています。
やっぱりある程度体になじませておくことって大事なんではないかな、と。
たとえば法律家をイメージしたとき
「その件は民法の第○○条○項にあるのですが、、」
というのと
「何条だか忘れましたが民法でそうなっています」
というような回答を比較すると
信頼の置ける法律家は圧倒的に前者でしょう。
やはりプロとして
リアルタイムで対応のできる格好良さ、安心感というのは大きい気がします。
いまさらながら最近そんな信頼感にちょっとあこがれたりもしています。
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