オープンソースではビジネスにならない?!
時々、日本の人と話していると、日本ではオープンソースはビジネスにならないっと聞くことがある。無償で配布しているものは販売できないので、製品を販売していた方が売り上げが上がる。オープンソースは日本では商売にならない。
実際にオープンソースソフトウエアを製品のように販売しようとしても、殆ど売れない。品質もサポートも製品に比べられたものではない。無償で配布されているものを売ろうとしても、買ってくれる会社はそんなにいない。
しかし、この考えは数年前にインターネットについて言われていたことである。有料のパソコン通信は良いビジネスであった。接続料も利用料もかなり儲かった商売であった。それに電話回線の技術も安定して、BBSでの買い物する仕組みもできていた。
利用料が無償でセキュリティも今一だし、回線も不安定なインターネットなどビジネスにならないと言われていた。メールでも、BBSだと確実に相手に届くことを保証できるが、インターネットはできない。そんなものをビジネスで使うはずがない。ただの研究者やマニアックの遊びだっと言われていた。
今になって振り返ると、世界で一番大きかったCompuServeも聞かなくなってしまった。国内のNiftyのBBSを使っている人っているのでしょうかっと言うぐらいです。
今では、BBSで商売を考える人はいないと思う。反対に、インターネットでのビジネスは当たり前になっている。
ただし、BBS時代とインターネット時代のビジネスは変わっている。インターネットのビジネスはBBSのように電話料金や通信費などのビジネスとはことなる。
同じように、オープンソースのビジネスは従来製品と異なるかたちのビジネスになる。従来のビジネスモデルでオープンソースをしようとしても、まったく売れないことになる。しかし、オープンソースは、インターネットのように確実に社会に普及し始めている。売れないと思ってオープンソースをやらない企業は、時代の流れで消えていくことになると思う。