ソフトウエアの権利
先月のオラクル-グーグルでの問題に続いて、MS創業者がIT大手11社を特許侵害で提訴した。
先月、オラクルがグーグルを訴えた。グーグルはオープンソースになったJavaを元にしてAndroidを開発したそう。ただし、ライセンスがオープンソースであると言っても、実際に自由に商用目的で使ってはいけない場合もある。サブスクリプションを購入するメリットを見ると分かる場合もあるが、実はライセンスの他にIP権利や著作権がある。サブスクリプションを購入すると、これらの権利からも保護されるが、コミュニティ版はされない。
サンはそんなに裁判を起こす会社ではなかったが、オラクルは別である。特にサンから買収した資産になると、何をするかよく分からない。中止したプロジェクトでも、他社がプロジェクトを継続しようとしたら、商標登録してあるため、プロジェクトを別名にする必要があった。Java以外のプロジェクトでもサンが特許を取っている技術を使っていると思う。
海外では、オープンソースっと言っても会社が強く関係しているプロジェクトが多い。それらにライセンスがMITやApacheのライセンスがあっても、IPや著作権が無いということではない。
海外のオープンソースを扱っている会社の社長が言うには、オープンソースは開発の手段でり、他社が勝手に自由にそのソフトを使って商売をしてもよいと言う意味ではない。しかし、コミュニティで開発を進めるため、商用の製品よりもユーザのニースにもっと合ったソフトを安価に開発/提供することができる。
オープンソース会社に数億円も投資したVC(ベンチャーキャピタル)も、不景気になって来たので、会社の成果(売り上げ)を強く要求するようになった。
最終的には、やはり自由に販売したいのであれば、一から自分で開発されるのが一番安全なのだろう。他社が開発したものを、無償で仕入れて、有償で転売するのはやはり甘すぎる夢だったのであろう。