海外ソフトウエアの日本版を作成するには
海外ソフトウエアの日本語ソフトウエアの日本語版を作成している。以前に他ソフトウエアの日本版及びドキュメントなども作成したが、日本の会社の方で興味をもたれ、取り扱うことになってしまったが、実際に必要な作業に付いて十分に理解していなかったそうだ。
今回は新たにDroolsの日本語化を始めている。プロパティファイルを日本語訳するだけで済むだけだと思っている人も多いと思う。またなぜ私の方で本プロジェクトと別のサイトで日本語版を公開しれいるかも思っている人もいると思う。
海外でも個人が趣味や研究結果として公開されているオープンソフトウエアもある。このようなプロジェクトに日本語プロパティファイルを送ると、気楽に同梱して頂ける。一回、日本語プロパティファイルを送って、プログラムが更新されても、日本語プロパティファイルを更新する責任もなくて気楽にできる。
しかし、オープンソフトウエアと言っても、海外では趣味でソフトウエアを作成/公開しているのではなく、会社として開発/販売しているところも多い。Droolsも会社で開発されている。そこで、日本語版に付いて問題になるのが、海外開発者(Droolsの場合はイギリス)は日本語が出来ず、日本語開発環境ももっていないため、日本語版をサポートできない。Droolsの場合も、日本語版の話をもっていったら、以下のような返事が来た。
I think there may be interest - if you are able to maintain it, and lavel it as such (obviously other people probably won't be able to read it to fix it) but that would be good.
先日のMark氏からの返事にCR1に間に合わないと言っているけど、実際にはこのサポートの問題のために、私の方のサイトに先ずアップロードして欲しいとのことである。ビジネス的に、これが正確。
以前のソフトウエアの場合にも、私が抜けた後に日本語用の機能のサポートが出来なくなってしまったため、面目的に日本語版を別のサブプロジェクトに切り離すことになってしまって、日本語エンコーディング機能も絞られてしまった。
プログラムとは別に、日本語のサポートを正式にサポートする場合は、日本語ドキュメントも必要である。Apacheなどの他プロジェクトを見ても分かるように、日本語ドキュメントは本プロジェクトとは別に日本ユーザサイトで公開されている場合が多い。
ドキュメントもプロジェクトと同様に、海外の開発者は日本語ドキュメントを維持できない。プロジェクト本体のサイトで日本語ドキュメントを公開していただくには、実は英語版ドキュメントの保守から始める。プログラム機能が変更されると、先ず英語ドキュメントが修正される。その付いてに日本語ドキュメントも修正することになる。
ビジネスとしてオープンソフトウエアを運営している組織によっては、英語ドキュメントの日本語ドキュメントに大きな差が出てしまっては品質問題になってしまう。別ユーザが別のサイトで日本語ドキュメントを作成しているのは、問題とならないため、多くの日本語ドキュメントは他サイトで運営されている。
以前参加していたプロジェクトでも、英語ページすべての編集権限を持った。そのためには、先ず英語ドキュメントの校正などを行っていた。日本語のページは最初は別のサイトで運営していて、実績の上げた後にプロジェクトサイトで日本語ドキュメントを作成する権限を得た。英語のページが修正されると、私の方に連絡が届き、日本語のページも修正していた。残念なことに、私がプロジェクトから抜けた後に、日本語ドキュメントをサポートする仕組みが引き繋がれなくなってしまったため、名目上では日本語ドキュメントをサブプロジェクトにされてしまって、更新がされなくなった。
こんな訳で、もう少し保守の実績と仕組みを作るまでは、以下のサイトで「正式」な日本語版を公開させていただく:
http://sourceforge.jp/projects/oss-ja-jpn/releases/