家庭料理的な日本のOSS
日本のOSSの状況は家庭料理のようだ。自分用に作って自分や仲間で満足している感じ。他人からお金を貰って商売することを考えている人は少ないように見える。それが悪いっと言う訳ではない。野球でも、ゴルフでも、プロしかやってはいけないということではない。
欧米では、OSSで生活することを考えている人が多い。自分のしたいことを仕事にして、それで生活することは楽しいように見える。しかし、他人からお金を頂くためには、何時も楽しい思いばかりではない。郵便屋さんが雨の日にも配達しなければならないように、気が進まない時でも約束した顧客に対応する必要がある。
例えば、金融システムには24時間365日のサポートが必要なものもある。OSSだからっと言って、好きなときにサポートするのでは使って頂けない。無償で24時間365日のサポートが保証されるのであればベストだが、一般低には有償サポートになってしまう。
Seasar2のようにサポートを有償で提供しているOSSも日本にはあるが、海外に比べてやはり少ない。海外のOSSをサポートしている会社でも、一次サポートをして、分からない問題は海外の会社に問い合わせる仕組みを作っているところも多いように思える。何時もの家庭料理は自分たちで作って、少し難しいや料理や美味しい料理はやはりプロが作るレストランに行くような感じに思える。
だけど、欧米のシェフがいるレストランに行って和食を注文しても、美味しい食事ができるか分からない。和食をなくして、洋食にみにするのは一つの手だけど、和食を食べたいのであれば、やはり欧米のシェフを頼りにするのは間違っていると思う。
同じように、日本でOSSをもっと普及させるには、日本版のOSSを作るしかないと思う。MS Windowsでも、英語版と日本語版がまだあるように、OSSも日本語版があった方が便利である。