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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

東京オリンピックのドタバタにみる組織構築の難しさ

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東京オリンピック開催のための組織が、
国、東京都、東京五輪組織委員会に分かれていて揉めている。
組織作りが失敗する典型的なパターンだ。

なぜ失敗するのか?
何よりも原因となるのは、最高責任者が決まっていないことだ。
どこも同格で、それぞれが動けるので、一貫性がない。
それぞれの組織が好き勝手に動けるので、無駄が生じる。

責任者が決まっていないということは、
懸案事項を誰が決めるのかがわからないということに繋がる。
築地市場の豊洲移転のように、
誰が決めたのかわからないということになりかえねない。

おそらく以前の東京オリンピックは国の威信をかけて開かれたため、
国がトップに立って行われたのではなないかと思う。

組織を作るときには、
最高責任者であるトップと決めること、
そして、その下にピラミッド型に組織は広がっていくのだが、
それぞれの役割と責任を明確にしていかなければならない。
これさえできていれば、
誰が決めたのかわからないということなど起こりようもない。

さらに、組織のそれぞれのポジションに誰を付けるのかということは、
最も重要なこととなる。
決してやってはいけないことは、マネジメント能力もない人を、
仕事ができるからとか、元々偉い人だったからとか、
名前だけでもってきて付けてはいけないということだ。
組織の長がダメだと、組織自体が腐っていく。
考え方がおかしな人だと、
組織に所属している人まで考え方がおかしくなっていく。
その破壊力といったら、凄まじいもので、
再生させるには、膨大な時間を要することになる。

組織図は簡単に紙に書けるが、
組織を気軽に作ってはいけない。

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