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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

人とうまくつきあう方法

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社会で生きている以上、
どんなに嫌でも、人と付き合うということをせざるを得ない。

自分に合う人、合わない人は当然いる。
しかし、合うと思う人でも、すべてが合うということはあり得ない。
その人の考えが、理解が及ばないこともある。
どんなに考えてもわからないこともある。
持って生まれた性格、
生まれや育ち、環境が違うのだから当たり前だ。

それを踏まえて人と付き合えればいいのだが、
なかなか、そううまくはいかない。
人は自分の思い通りにならないと満足できないという気持ちが大きいからだ。

自分の正義を高らかに宣言して、
人が何と言おうと、自分は絶対に正しく、
他の人が絶対に間違っていると思うことは、
人間関係を破壊することにつながってしまう。

人との違いを当然と思うことがわかってしまえば、
本気で争ってきた自分の滑稽さに苦笑いをしてしまう。
しかし、そのときは、
人の間違いを、正しい自分が正してやろうと、
本気で思っているのだ。

どうしても納得できず、
怒りを覚えて、それを相手にぶつけてしまったとしたら、
自分が「違い」ということを理解せずに、
ぶつけてしまった未熟さを笑った方がいい。
そして、その未熟さを相手に謝った方がいい。
間違いを謝るのではなく、
未熟さを謝るのだ。

一人でいることが楽なら、そうすればいい。
もし、人と交わらなければならないのなら、
なるべく合う人と付き合えばいい。

「違い」が当然あるということを念頭において。

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