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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

自己PRで時を止めるスタンドを呼び出した「ありえない面接」~企業面接で準備すべきこと~

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最近また面接によくでるようになって思ったのだが、

「なんで、こんな対応しかできないの?」

ということだ。

面接では何を見られのか?ということを知らなすぎるのではないだろうか?
例えば、営業であれば、
・過去の実績はどうなのか?
・どんな人で、同じ会社で一緒にやっていける人か?
・入ってもらったとして、売れそうかどうか?
・将来、管理職など期待できそうか?
といったところだろうか?

例えば、経理であれば、
・過去の実績はどうなのか?
・どんな人で、同じ会社で一緒にやっていける人か?
・将来、管理職など期待できそうか?
といったところ。。。

職務は違えど、
・実績
・人物像
・期待値
でくくれそうだ。
しかし、それにきちんと答えられる準備を全くしてこない人ばかりなのだ。


【実績】
中でも「実績」は最も書きやすいはずだ。
「私ってこんなに仕事できますよっ!」
と思わせればいいのだが、
ただただやってきたことを地味に書いているだけでは伝わらない。


【人物像】
「人物像」については、面接で発揮するしかない。
私の経験なのだが、コーヒーにするか、紅茶にするかで3分考え続けた人がいた。
この時点で既にOUTだ!!!
さらに、自己PRをしてもらうと、5分黙ってしまったあげくに、
「・・・自分に自信がないので・・・」
と言ってしまった人すらいる。
この瞬間、私は心のなかで「ザ・ワールド!」と叫んだ・・。
ありえな面接は山ほどある。


【期待値】
私は、面接の中で必ず聞くことに、
「将来、どうなりたいですか?」
という質問をする。
意図するところは、その職業でなくてもいいのだが、
"今やる仕事がその将来にどう活かそうとしているのか"を知りたいのだ。
例えば、極端な話、
「将来独立起業したいので、そのためにいかにマネジメントの経験をしたい。
また、営業職でいかに売るかをマーケティング側面から突き詰めたい。」
ぐらい言ってくれても、私ならOKだ(きっと私だけだが)。
しかし、答えは、ものすごくつまらないことばかりだ。
「御社の商品を売ってみたい」・・・答えになってない。
「管理会計をやってみたい」・・・やったらいいし、今までなぜやらない!?
「勉強させていただきたい」・・・会社は学校じゃないし、答えになってない。
自分が当該会社に入ることで、どれだけ活躍を期待させるかを伝えればいいだけだ。


面接では約1時間を割く。
それは面接官も応募者も同様。
だからこそ、きちんとした準備をしなければもったいない。
それも、簡単に準備できることばかり。。。
面接は、応募者にとって、入る企業を選ぶ場でもある。
しかし、それは複数の候補があって初めてできること。
せっかくの機会は必ずモノにすべきだ。
いい人であれば、企業は他の会社にとられないように、日程を早めたりする。
それほど得難い人物であることをアピールできる面接になるよう、ぜひ準備して挑んで欲しい。

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