就職は3秒で決まってしまうが、気楽に!
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【面接の合否は早々に決まる】
職業柄、面接を数多くやっている。
しかし残念ながら昨今の面接は残念ながら面白みがない。
こんなことを言うと、応募者が真剣にやっているのに、
面接官として資格がないのでは?などと言われそうだが、
ほとんどの応募者が、質問に対して同じ答えをしてくるとなれば、
少しはわかってくれる人もいるのではないか?
デジャブーか?と思うような面接ばかりで、
正直、ゲンナリする。
それでも仕事!であり、確かに応募者の方も真剣にきているので、
真剣に対応するのだが、正直途中でもういいやと思うのだ。
途中といっても、本当に面接開始早々に合否はほとんど決まる。
不思議なことに、ほとんど面接開始早々に決めた合否は、
その後の時間を使った面接でも、変わることはない。
直感はほぼ正しい。
【学歴は未だにやはり重要】
僕が面接を担当した会社は、上場会社もあったが、ほとんどが中小企業のため、
また、僕自身が学歴採用ということをあまり重視していなかったので、
学歴はあまり見なかった記憶がある。
しかし、知らない大学と有名大学ではやはり目に付くということは間違いない。
面接官は人間なので、感情もあるし、えこ贔屓もあるだろうし、好みもある。
『有名大学をでていることは人生で努力をしたという1つの結果でもある』
という話は、ある某人材系有名会社の人から言われた話で、
その時は、「そんなことはないだろう!」と疑問に思ってはいたが、
確かに、会社に採用して使えるか、使えないかを考えた場合、
確率論で考えれば、有名大学卒というのは間違いないハードルだと思う。
僕の経験から考えても、受験のときほど勉強したことはない。
このハードルを経験しているということは1つの大きな経験だ。
実際に社会人として使えるかどうかは、やはり別問題ではあるが・・・。
【つまらないマニュアル面接】
僕がなぜ、面接をつまらないと思うかというと、
「面接の達人」が流行って以来なのだろうか、同じ答えをする応募者がほとんどだからだ。
これは新卒ばかりではなく、中途面接でも最近感じていることだ。
それでも中途の場合は、職務経歴があるので、いろいろと、それなりに、話が展開されるが、
新卒となると、何もないために、聞くことはほとんどないのだ。
それで、面接官側から変化球とも言える唐突な質問をしてみると、
ほとんど答えられない、言っていることが理解できない・・・という反応。。。
「この学生が欲しいな」と心から思ったのは、10数年前が最後ではないだろうか?
【マニュアル化からの脱却】
荒木亨二氏が新しい本を出した。
『就職は3秒で決まる。 面接官が採用する3秒ルールとは』
この本はそんな面接のマニュアル化に決別する就職本だと思う。
他のマニュアル本と同じことを言っていたら、つまらん!と言ってやろうと思っていたが、
この本に書かれていることをすれば、
面接官は真剣にならざるをえないだろう。
多くの面接をした僕の本音の話をすれば、
面接は印象がすべてだ。
面接官に「この人が何としても欲しい」と思わせれば決まりだ。
そのために、企業研究があり、笑顔があり、真剣な顔があり、質問の答えがある。
この企業が求めている人材になりきれば、きっと通るのだ。
荒木氏の本で述べている
コンサル脳を駆使した面接対策は、
面接官の立場からしてもかなり納得のいくものだ。
特に、コンサル脳を駆使しての「企業を探す」は、
絶対にやってほしいことだ。
絶対に後悔しないように徹底的にやってほしい。
そんな応募者がくれば、
面接官は興味がわき、様々な質問を投げかけてくるだろう。
そこまで面接官を動かせば、合格は間違いない!
【面接は気軽に・・・】
真剣に面接を何度も受けている方々に、
また怒られそうだが、面接は、
「面接官を舐めてかかる」
ぐらいの感じで楽しんでやった方がいい。
相手を飲み込んで面接に臨めば、緊張することはない。
気楽に面接を受けることができれば、自分も出せる。
面接では、会社も選ぶが、応募者も選ぶ立場にある。
要は対等と考えればいい。
荒木氏の本の最後はこう締められている。
「就職は3秒で決まるが、人生は3秒では決まらないのだから。」
気楽に!
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