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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

正しい考え方は孔明やラインハルトで! 仕事ができる人の研究9

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仕事が出来る人のフレームワーク2M-SETの2つ目のMのMindset(考え方)である。

これは、以前にも書いたが、「正しい考え方」と書いてもいいのかもしれない。
企業であれば、理念にあたり、個人であれば座右の銘といった感じか・・。

この正しい考え方を身に付ける、簡単な方法がある。
マンガでも、小説でも、歴史上の人物でもいい、自分の理想の人物を頭に描くことだ。
何かを考えるときに、その人なら、どう考えるかと頭で展開することを癖にするのだ。

例えば、
三国志の劉備玄徳の軍師「諸葛亮孔明」が好きな人は多いだろう。
孔明なら、仕事が忙しくて嫌になったらどう考えるだろうか?と頭に描くのだ。
きっと、孔明なら、仕事が簡単にできるように効率化するだろう。
孔明なら、飲み会の愚痴大会に座ったら、どう考えるだろうか?と頭に描くのだ。
きっと、孔明なら、その場をそっと退くのではないか?
それぞれの孔明像でも構わない。

例えば、
田中芳樹の「銀河英雄伝説」のラインハルトが理想の人だったら、
仕事で何かに躓いても、きっとあきらめずに、宇宙をつかむだろう(宇宙はつかまなくてもいい)。
ラインハルトなら、売上も少ない赤字会社を最高の会社に立て直すだろう。
ラインハルトなら、飲み会の愚痴大会に座ったら、
「卿らと語っている時間などない」
と言い捨てて、帰るだろう。
それぞれのラインハルト像で構わない。

本当に馬鹿らしいことだとお思いの方も多いかもしれない。
しかし、自分ではない、偉大な人を胸に秘めるだけで、
違う判断ができる。客観的判断を可能にするのだ。
もちろん、身近でこういう人になりたいと思えば、それでもいい。
ただし、あまり、のめり込まないということが重要だ。
上記に書いた、「卿らと語っている時間などない」などと言ってしまうと、
次の日から机がないということも有り得ない話ではない。。。
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