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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

視点が低いと居酒屋で騒ぐことにつながる 仕事ができる人の研究7

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2M-SETのT
Thought(視点)についてである。

"視点"については、
誠ブログの中で「視点の研究」として書いたので、
詳しくは、そちらを参照してほしい。

これまで、

Manners(礼儀)
Mindset(考え方)
Speed(スピード)
Efficiency(効率)

の4つについての事例を書いてきたが、
今回の

Thoughts(視点)

はこれまでの最上位といってもいいぐらい重要だ。
この視点が大きく見られる、大局的に見えるということができれば、
ほとんどのことは解決する。
いろんなものが勝手に見えてくるのだ。

視点が高ければ、経営者とまともに話すことができる。
多くの場合、社員が重要だと思って話すことなど、
大体はどうでもいいことが多い。
それは、見える景色の差である。

例えば、総務の人が見える範囲と経営者が見える範囲は全く違う。
経営者は総務の人が見なければならない景色は、おそらくほとんど見ない。
見えないのではない。見ないのだ。
景色が違うのだから、様々な問題の解答も自ずと違ってくる。
結果として、話が通じないということが生じる。
そして、

「あの人、何もわかってない」
「何も知らないんだよな。俺の言うとおりすればいいのに」
「あの人、能力低いな」

という不平不満が生まれて、居酒屋で騒いだわりには、
何も解決できないということになる。

視点というのは、生まれつきのものではない。
訓練次第で何とでもなる!


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